こんにちは。
ノビーゼ® パジャマ研究員のすがちゃんです。
前回は、寝返りとパンツの形の関係についてというテーマで、寝返りしやすいことだけでなく、寝返りした後も快適であることを大切にした「寝返りの先まで考えるパジャマ」についてお話ししました。
・裾がずり上がりにくい設計
・生地が突っ張りにくい設計
・足首が冷えにくい設計
ひとつひとつは小さなことですが、そうした違和感の積み重ねが着心地を左右します。そして、この「小さな違和感を減らす」という考え方は、実はパジャマづくり全体にもつながっています。では、なぜ私たちはそこまで細かなことにこだわるのでしょうか。
パジャマにお金をかける理由
「パジャマって、なぜ高いの?」
お客さまとお話ししていると、そんな声をいただくことがあります。
確かにパジャマは、外で着る服ではありません。
誰かに見せるためのものでもありません。
だからこそ、「寝るだけなのに、なぜこんなに高いのだろう?」
と思うのは自然なことだと思います。
私も以前は、パジャマを「寝るときに着る服」だと思っていました。
でも、パジャマづくりに関わるようになってから、その考え方が少し変わりました。
私たちはパジャマを、「寝るための服」ではなく、「睡眠環境を整えるもの」の一部と考えた方が近いのかもしれません。
私たちが作るノビーゼ® のパジャマには、「睡眠環境を整えるため」の工夫がたくさんあります。
けれど、その多くは写真では伝わりません。
・肌触り
・着心地
・伸びやかさ
・汗を吸う力
・湿気を逃がす力
どれも、実際に着て初めて感じられるものです。

良いパジャマとは?
私は時々、学生の時に買った少し高価な椅子の買い物体験を思い出します。
コロナ禍でリモート授業だったのでほぼ1日中椅子に座って、パソコンと睨めっこの日々。
そんな時にちょっと良い椅子を探していました。
いくつか見て、お店で数分試しに座っただけでは、本当の良さはなかなかわかりません。
むしろ、8時間、10時間と座り続けたときに違いが現れます。
・腰が痛くならない
・姿勢が気にならない
・疲れにくい
そして面白いことに、本当に良い椅子ほど、”椅子の存在を意識しない”のです。
振り返ってみると「この椅子、すごいな」と思うより、「気づいたら何も不調を感じることなく勉強に集中していた」のです。
この記事を書きながら、パジャマも同じように感じました。
私たちは一晩に何時間もパジャマを着ています。
しかも、肌に最も近い場所で。
袖を通した瞬間、着た瞬間の感動ももちろんですが、
本来の価値は、長い時間を過ごしたあとに現れるものなのかもしれません。
・つっぱらない
・蒸れない
・動きを邪魔しない
そして朝になって振り返ったとき、「なんだかよく眠れた」と思えること。
私たちは、その「パジャマに対して何も気にならなかった」という状態こそが、
良いパジャマの価値なのではないかと考えています。

良いパジャマが高い理由
そして実は、その「何も気にならない」を実現することは、
思っている以上に簡単ではありません。
・肌に触れたときの感触
・寝返りをしたときの動きやすさ
・汗をかいたときの快適さ
・朝まで続く着心地
そうしたものは、どれか一つで決まるものではなく、素材や設計、縫製など、さまざまな工夫の積み重ねによって生まれます。そういう小さくて目立たない工夫ほど、実は手間やコストがかかるのです。

まとめ
最初の質問に戻ります。
「良いパジャマはなぜ高いのか?」と聞かれたら…。
難しいですね。
「眠る時間の快適さをつくるため」でしょうか。
眠る人がパジャマの存在を忘れ、快適な睡眠が得られるように。
そのための工夫が積み重なった結果として、価格にも違いが生まれるのだと私たちは考えています。
次回は、その工夫のひとつである「素材」について。
なぜ良いパジャマの素材を惜しまないのか、寝返りとの関係から考えてみたいと思います。
PAJAMAYA IZUMM オリジナル素材 『ストレッチ2重ガーゼ ノビーゼ®』
前回記事
パジャマのズボンは、なぜ上がってくるのか? 寝返りとパンツの形の意外な関係|ノビーゼ® パジャマ研究室





