夏の夜、寝苦しくて何回も起きてしまうという人はいませんか?
スタッフMiwaです。 暑がりで汗っかきの私は夏の夜が苦手で、少しでも涼しく過ごすために半袖のパジャマを着て寝るのが当たり前だと思って過ごしてきました。
でも、以前テレビで『夏の夜にやってはいけないこと』として、『半袖パジャマを着て寝ること』が挙げられていて、ビックリ! 夏でも長袖パジャマが良いってこと? その理由は2つ。詳しく解説していきます。
夏でも長袖パジャマがいい理由1:猛暑の夜はエアコンが不可欠!
また、2022年においては10月31日までに東京23区で熱中症によって死亡した方は206人にのぼりました。そのうち、屋内での死亡者の約9割はクーラーを使用していなかったとのこと。 (2023年7月19日に行われた熱中症対策シンポジウムの環境省資料『熱中症対策の推進のための法制度について~気候変動適応法の改正・実行計画の概要~』より)
続く猛暑日、そして熱帯夜。乗り切るにはエアコンが不可欠なのです。
※猛暑日とは……最高気温が35℃以上の日。
※熱帯夜とは……夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜。
1, エアコンはタイマー? それとも朝までつけっぱなし?
エアコンをつけっぱなしで寝ると電気代が気になるし、途中で寒くなりそうで、ついつい眠ったあとに切れるようにタイマーをセットしがち。
でも、夜中にタイマーが切れた途端、部屋の温度が上がって起きてしまう、なかなか寝付けない間にタイマーが切れてイラッとしながらまたつける、という経験はあるあるだと思います。
室温が28度に保たれるくらいの少し高めの設定温度でエアコンを朝までつけっぱなしにして、しっかり熟睡する方が身体には良いのです。
最近の住宅は気密性が高いので、昼間に太陽の光にさらされた壁が熱を吸収したまま夜になり、常に熱を発し続けてしまいます。そのため、エアコンをつけている間は涼しくなったように感じた部屋も、エアコンが切れるとあっという間に温度が上がってしまうのです。
電気代のことには少し目をつぶって、エアコンを上手に使いましょう。
ですが、思いがけず部屋が冷えすぎてしまうこともあるかもしれません。冷房の効いた部屋で寝る時には、半袖のパジャマよりも長袖のパジャマを着ている方が安心です。
2, ひじ・ひざ・ふくらはぎの冷え対策に、冷え性さんにもおすすめ
私は40歳をこえたくらいから、朝方にこむら返りを起こし、びっくりして目が覚めるということが時々あります。そういえば実家の母も、夜中に何度も足がつってしまうと言っていたことを思い出しました。
睡眠時は汗を多くかいており、脱水傾向にあります。さらに、全身をほとんど動かさないため、心拍数も減り、血行は低下。
そのような状態で冷房の効いた部屋で半袖・短パンで寝たり、布団をかけずに寝ると、露出した部分の筋肉が冷えて血管も収縮し、血行はさらに悪くなります。 そこへ、たまたま寝返りをうって筋肉に刺激が加わると、筋肉の細胞が暴走して過剰な収縮が発生しやすくなるのです。
防ぐためには、なるべく露出を少なくし、筋肉を冷やさないことが大切。長袖・長ズボンのパジャマは、夏の大人の睡眠にとってもおすすめです。
3, 夫婦で寝室の温度争いをしないために
私の両親はどちらかというと母の方が暑がりなので逆パターンなのですが、エアコンの温度設定で夫婦喧嘩するというのはテレビやSNSでもよく見る話題です。
暑がりの旦那さんに我慢しろと言うのも酷ですし、寒がりの奥さんがずっと我慢し続けたり、リモコンの奪い合いなんかで夫婦が仲違いするのもばかげています。
ですが、寝ているときにお部屋を冷やしすぎるのは良くありません。室温が28℃くらいになるようにほどほどの温度設定が望ましいですが、もし暑がりさんと寒がりさんが同じ寝室で寝る場合、寒がりさんは長袖パジャマを着てみましょう。肘・膝・ふくらはぎが覆われるだけでもかなりあたたかくなります。
暑がりさんから寒がりさんへ、夏でも着られる薄手の長袖パジャマをプレゼントするのもいいですね。お互いに少しずつ思いやって、仲良く眠れると素敵です♪
夏でも長袖パジャマがいい理由2:半袖だと汗を吸収できない
その原因は肌の露出が多いと汗を吸収できないから。 寝る時に暑苦しくなる原因は、温度というよりも湿度が問題なのです。ですから、汗を吸収しない服装で寝ると、更に湿気が増えて蒸し暑く感じてしまうことになるのです。
更に、汗をかいてそのままにしておくと、ひじやひざの裏にあせもができてしまったり、身体が冷えて寝冷えを起こす原因にもなってしまいます。
そういう意味でもエアコンは有益。朝までつけておけば、湿度も下がって快適に眠ることができますし、長袖・長ズボンのパジャマで冷房対策すればバッチリです♪
1, 布団の中にダニやカビ?!
確かに、シーツやタオルケットに直接腕が触れれば、腕の汗や角質はシーツやタオルケットに付いてしまいますよね。この状態で毎日過ごしていると、寝具がダニやカビの温床になってしまい、布団の寿命を縮めてしまう原因にもなります。更に、ダニやカビが原因で、肌トラブルやアレルギーを引き起こす危険もあるとのこと。
どれほどきれい好きな人でも、毎日シーツやタオルケットを洗っている人は少ないでしょうし、そうなるとダニやカビがどんどん増えてしまうのも分かる気がします。
考えてみたら、ちょっと怖い気もしてきました。 お風呂上りなどはついつい半袖で過ごしたくなってしまうものですが、私も寝る前には長袖パジャマに着替えてベッドに入るようにしようかなと思っています。
2, 実は汗かきさん・暑がりさんにもおすすめ
そんな暑がりさんや汗かきさんにも長袖・長ズボンのパジャマはおすすめ。汗が溜まりやすい肘の内側や膝の裏側も、ベタつく前に吸収してくれます。 朝には汗を吸った部分が少し湿っていることもありますが、それはパジャマの生地がしっかり汗を吸収してくれた証拠。着替えてしまえばお肌はサラッとしています。
そして、汗を吸ってくれたパジャマは、ニオイが発生する前にすぐにお洗濯へ!
おすすめの夏用長袖パジャマ(メンズ・レディース別)
寝苦しい夏の夜ですから、寝付くまでに何度も寝返りを打つかもしれません。寝返りするときに着ているものがつっぱると、寝返りの動きを妨げて目が覚めてしまうかも。
パジャマ専門店のパジャマ屋IZUMMがおすすめするのは、寝返りのしやすさと優しい肌触りにこだわってお作りした最もスタンダードなパジャマ『ストレッチ 2重ガーゼ ノビーゼ® “UNO” 長袖パジャマ』。
ほどほどの薄さの2重ガーゼがとても柔らかい肌触りで通気性もよく、特殊な糸の構造が生み出す少しの伸縮性によって、邪魔されることなく寝返りができます。
お肌に当たる部分は綿100%で、裏側の縫い目もできるだけ袋縫いにしてあるので、お肌が弱い上に汗をかくと余計に敏感になってしまう私にとってはそれも嬉しいポイントです。
夏はエアコン必須! 寝るときは半袖よりも長袖で
ちなみにお風呂に入る時間帯は、寝る直前よりも寝る1時間ほど前の方が良いと言われています。
お風呂に入って温まった体は、1時間ぐらいで体温が下がり始め、この下がるタイミングで寝るのがいちばん眠りにつきやすいんだとか。
もちろんその時には、長袖パジャマがオススメです。