高いパジャマだからこそ、長く着てほしい

ノビーゼ® パジャマ研究員の みわ です。

 

前回までは、パジャマ屋IZUMMのパジャマの価値、良いパジャマとはどんなものかについてお話ししました。

 

私たちが販売しているパジャマは、一般的なものより高価格のものが多いと思います。それは、寝心地や肌触りにこだわるゆえの価格ですし、その分、長く心地よく着られるよう品質には自信を持っています。

 

その品質をできるだけ長く保てるような、お洗濯やお手入れを知っていただきたい。

今回からは、「ガーゼパジャマのお洗濯方法・お手入れ方法」について考えてみたいと思います。

 

ガーゼパジャマはご家庭でお洗濯できます

パジャマ屋IZUMM ノビーゼ®︎ UNO 干す

ガーゼといえば、織り目が甘くて引っ掛けに弱く、デリケートな素材だという印象がありませんか?

実際に実物のノビーゼ® パジャマをお手に取っていただくと、

 

「こんなに柔らかくてふわふわな生地、洗濯機で洗って大丈夫?」

 

と心配されることもあります。

 

でも、ご安心ください。

ノビーゼ® のパジャマは、ご家庭の洗濯機でもお洗濯可能です。

 

お洗濯方法やお手入れ方法をほんの少し気をつけるだけで、ノビーゼ® の風合いは長持ちします。

できるだけ気を使わずに毎日のお洗濯ルーティンに組み込めるよう、ポイントを押さえた自分なりの簡単なケア方法を見つけていただきたいです。

 

ガーゼパジャマのお洗濯 3つのポイント

1. 裏返して洗濯ネットに入れる
裏返して軽くたたみ、ちょうどよい大きさのネットに入れる。

 

2. 手洗い、または洗濯機の弱水流で洗う
手洗いコースやソフトコースなどで、やさしく洗う。

 

3. 乾燥機を避け、形を整えて自然乾燥する
脱水後はすぐに取り出し、形を整えて干す。

 

この3つを押さえておけば、毎日のお洗濯で基本的なケアができます。

 

正しく洗うことも、ガーゼパジャマを育てる時間

パジャマ屋IZUMM ノビーゼ®︎ 生地アップ

届いたばかりのノビーゼ® パジャマは、まだガーゼが育つ前。

表面が比較的なめらかで、生地も少し締まった印象があります。

 

以前のノビーゼ® パジャマ研究室で、「ガーゼは、お洗濯するたびにふんわり感が増し、心地よくなる」という話をしました。

 

私たちが「ガーゼが育つ」と表現しているのは、生地が傷んで変化するという意味ではありません。

 

ガーゼは、使うほど、そしてお洗濯を繰り返すほどに空気を含みやすくなります。

生地は少しずつふっくらとした風合いへ変化し、ガーゼらしいやさしい肌触りが感じられるようになるでしょう。

 

ただし、ノビーゼ® の生地は、そのほとんどが綿素材です。綿は、強い水流や乾燥機などで生地に負担がかかると、ごわつきを感じやすくなることがあります。

 

だからこそ、ノビーゼ® 本来のやわらかな風合いを長く楽しんでいただくためには、生地への負担をできるだけ減らしながらお手入れを続けることが大切です。

 

ガーゼパジャマを長持ちさせる基本は「摩擦を減らすこと」

洗濯

ガーゼパジャマを長く心地よく着るために、私たちが最も大切だと考えているのが、「生地への摩擦をできるだけ減らすこと」です。

 

「ガーゼはデリケートだから」と言われることがありますが、特別に扱いにくい素材というわけではありません。

ただ、ガーゼのやわらかな風合いは、生地同士やほかの衣類との強い擦れを繰り返すことで、少しずつ変化していきます。

 

たとえば、表面が毛羽立ちやすくなったり、ふんわりとした空気感が減ってごわつきを感じやすくなったり。

 

また、綿素材のパジャマは、お洗濯をすると、生地の表面にある細かな繊維が抜け落ちる「毛羽落ち」が起こります。

綿素材では珍しいことではなく、新品から3〜5回目くらいまでのお洗濯では、特に目立つかもしれません。ほかの洗濯物に毛羽が付着することもありえます。

さらに、お洗濯を繰り返すうちに少しずつ繊維が抜け落ち、何年も着用していると、生地が徐々に薄くなっていくことも……。

 

こうした生地の傷みをできるだけ抑え、毛羽落ちによる悩みを軽減するためにも、お洗濯中はできるだけ生地同士が強く擦れ合わないようにすることが大切です。

 

例えば、

 

・使い始めのうちは単独で洗うか、濃色と淡色を分けて洗う

・裏返して洗濯ネットに入れる

・手洗いや弱水流(手洗いコース・ソフトコースなど)で洗う

・乾燥機を避ける

・脱水後はすぐに形を整えて干す

・洗い替えを用意するなどして、1着あたりの洗濯回数を減らす

 

ひとつひとつは難しいことではありませんが、こうした小さな積み重ねが、ガーゼ本来のやわらかさや着心地を長く保つことにつながります。

 

ガーゼパジャマは手洗い? 洗濯機でも洗える?

洗濯 手洗い

販売ページには、お洗濯時のご注意として、以下のように掲載しています。

 

・デリケートな素材の為、お洗濯は手洗い、またはネットに入れて洗濯機の弱水流をおすすめします。

・濃色系は色落ち、色移りが生じる可能性がありますので、淡色ものとの共洗いはお避けください。

・色移りを避けるため、脱水後はすぐに取り出し形を整えて干してください。

・乾燥機によるタンブル乾燥はお避けください。

 

ノビーゼ® はデリケートな素材には違いないため、基本的には手洗いを推奨しています。

ですが、毎日着るものを毎回手洗いするのは大変です。

 

そこで、洗濯ネットに入れて洗濯機の弱水流(ソフトコース・手洗いコース)などでもお洗濯できるようにしています。

 

あくまで自己責任ですが、 実は、私は洗濯ネットに入れて他の洗濯物と一緒に普通コースでお洗濯しています。年間の半分着用・1回着たらお洗濯、という頻度で、2年くらいは大丈夫です。

(洗濯機の機種や洗剤、干し方にもよります。ノビーゼ® 本来の風合いをできるだけ長く保つためには、弱水流をおすすめしています。)

 

洗濯機で洗うなら、洗濯ネットを使う

洗濯ネット

私たちがガーゼパジャマを柔らかく保つお手入れ方法を考えるときも、「できるだけ摩擦を減らすこと」を大切にしています。

そのため、洗濯機を使う場合は、手洗いコースやソフトコースなどの弱水流とあわせて、洗濯ネットを使用することをおすすめしています。

 

洗濯ネットの役割は、生地同士やほかの衣類との擦れを減らし、生地への負担をできるだけ少なくすることです。

また、ボタンやファスナーなどによる引っ掛かりや、型崩れの予防にもつながります。

 

洗濯ネットは種類や使い方によっても、生地への負担のかかり方が変わります。

私たちも普段のお洗濯では、パジャマを洗濯ネットに「入れる」だけではなく、生地への負担をできるだけ減らせるよう、次のようなことを心がけています。

 

・パジャマを裏返し、軽くたたんでネットに入れる

表側の生地が直接擦れるのを減らし、毛羽立ちや生地の傷みを抑えることにつながります。

 

・生地が中で大きく動きすぎないサイズのネットを選ぶ

ネットの中で擦れ続けることを防ぎます。 

 

・ネットいっぱいに衣類を詰め込まない

水流が適度に行き渡り、生地への負担を抑えながら洗えます。 

 

ノビーゼ® パジャマの場合は、軽くたたんだ状態のパジャマがちょうど収まる大きさの洗濯ネットがおすすめです。

大きすぎるとネットの中で生地が動いて擦れやすくなり、小さすぎると生地が詰まって十分に洗えません。

 

ノビーゼ® “UNO” の長袖パジャマなら、平面型で30×40cm程度をひとつの目安にするとよいでしょう。シリーズによって生地の厚みやサイズが異なるため、きつすぎず、大きすぎないものを選んでください。

 

パジャマは毎日洗うものだからこそ、こうした小さな積み重ねが、着心地を長く保つことにつながります。

パジャマ屋IZUMM 洗濯表示タグ

 

洗剤・水温・柔軟剤は?

洗濯洗剤 洗濯 柔軟剤

ガーゼパジャマのお洗濯では、洗剤や水温も生地への負担を左右するポイントです。

 

実際にパジャマに付いている洗濯表示を読み解くと、以下のようになります。

 

・液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる

普段のお洗濯なら、常温の水で手洗いコースやソフトコースを選べば大丈夫です。熱いお湯は生地への負担になるため避けましょう。

 

・塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止

漂白剤は色落ちや生地への負担につながるため、使用は避けましょう。

 

・タンブル乾燥禁止

乾燥機は高温だけでなく、回転による摩擦も加わるため、ガーゼ本来のやわらかな風合いを損ねる原因になります。

 

・つり干しがよい

洗濯後はできるだけ早く取り出し、形を整えて自然乾燥させましょう。

 

・底面温度120℃を限度としてアイロン仕上げができる

シワが気になる場合は低温でアイロンをかけられますが、通常は形を整えて干せば十分です。

 

・ドライクリーニング禁止

ご家庭で水洗いできるパジャマです。ドライクリーニングに出す必要はありません。

 

・弱い操作によるウエットクリーニングができる

クリーニング店に依頼する場合は、水洗いによるやさしいクリーニングに対応しています。

 

項目が多くてなんだか難しく感じるかもしれませんが、おしゃれ着を洗濯機で洗う場合と似ています。避けたほうがいいことさえきちんと押さえていれば大丈夫です。

 

干し方も着心地を左右します

洗濯が終わったら、できるだけ早く洗濯機から取り出し、軽く形を整えて干しましょう。

 

濡れた状態のガーゼは乾いているときよりも重く、生地にも負担がかかりやすくなっています。そのまま長時間放置するとシワや型崩れの原因になるだけでなく、色移りやニオイの原因になることもあります。

 

また、乾燥機は手軽ですが、高温と回転による強い摩擦が加わるため、ガーゼ本来のやわらかな風合いを損ねる原因になります。長く心地よく着ていただくためにも、自然乾燥がおすすめです。

 

干す場所や干し方によっても、仕上がりや風合いは変わります。ガーゼらしいやわらかさを保つ干し方については、次の記事で詳しくご紹介します。

 

長く心地よく着るために 

ガーゼパジャマを柔らかく保つために、特別なお手入れは必要ありません。

 

大切なのは、生地への負担をできるだけ減らしながら洗うこと。そして、洗濯を重ねるごとに少しずつ変化していく風合いも、ガーゼならではの魅力として楽しんでいただくことです。

 

毎日着て、毎日洗うパジャマだからこそ、お手入れの積み重ねが着心地の積み重ねにもつながります。

 

干し方や洗濯頻度についても少し意識するだけで、より長く快適にお使いいただけます。

 

パジャマが朝まで気にならず、毎日気持ちよく着られること。

その心地よさを長く保つために、日々のお手入れもまた、パジャマづくりの続きだと私たちは考えています。

 

次回は、ガーゼらしいやわらかさを保つ「干し方」について詳しくご紹介します。

 

▼ スマートルームパンツタイプ

寝ている間もズボンの裾がずり上がりにくい「スマートルームパンツ」を採用。すっきりしたシルエットも魅力です。

 

 

▼ ストレートパンツタイプ(お買い得)

ゆとりのある形で、ゆったりはきたい方におすすめの「ストレートパンツ」を採用。少しお買い得になっています。在庫限りです。

 

 

 

PAJAMAYA IZUMM オリジナル素材 『ストレッチ2重ガーゼ ノビーゼ®』

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前回記事

良いパジャマは、なぜ型紙にこだわる? – 着心地を支えるパタンナーの技術|ノビーゼ® パジャマ研究室(14)

 

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