さてさて、天高く馬肥ゆる秋がやってまいりましたね!

新米やら松茸やら栗やら果物やら……んもう、なぜこんなにおいしいの~!

まぁ、天が低かろうが馬が痩せようが、私は一年中そんな感じなのですが……。もういいお歳なんだから、ちょっと気を付けなければ(笑)

2026年の秋土用は、10月20日から11月6日までの18日間。

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前にある、それぞれ約18日間の期間のこと。秋土用は、秋から冬へと季節が移り変わる時期にあたります。

この時季は、夏の疲れが出たり、朝晩の寒暖差で体調を崩したりしやすいもの。旬の食材を上手に取り入れながら、食事を楽しんでいきたいですね。

秋土用には、縁起を担いで「た」の付く食べ物や、青い食べ物を食べるとよいとされています。

おいしい秋の味覚とともに、昔ながらの季節の楽しみも取り入れてみましょう!

 

秋土用の縁起食「た」の付く食べ物

秋土用の辰の日に食べると縁起がよいといわれています。

ちなみに、2026年の秋土用の辰の日は10月21日と11月2日です。

たのつく食べ物

鯛、たら、たこ、卵、大根、たけのこ、玉ねぎなど。

青い食べ物

さんま、さば、いわし、あじなどの青魚。

ほうれん草、小松菜、青ねぎなど、青物と呼ばれる葉物野菜も食卓に取り入れたい食材です。

乾燥を防ぐ

喉や肺を潤す食養生では、白い食材も大切にされています。大根や白ねぎなどを組み合わせて、季節の変わり目の体をいたわる食事にしてみてはいかがでしょうか。さんまの塩焼きに大根おろしを添えたり、いわしのつみれ汁に白ねぎと三つ葉をたっぷり入れたりするのもいいですね。

さて、今日は何を作ろうかな?

食材売り場をうろうろしてみたものの、今日はさんまに元気がない……。

いわしは、ぶりっとしていい感じ。でも、またいわし?

うーん……。

あっ、そうだ!

ポルトガル料理の「バカリャウ」! 塩だらを使ったコロッケなんてどうかしら?

本来は干しだらを戻して作る料理ですが、今回は手に入りやすい塩だらで作ってみます。

青魚ではありませんが、ちゃんと「た」の付く食材ですからね!

最近作っていなかったし、久しぶりに食べたくなってきました。

というわけで、今日はたらのコロッケを作っていきます!

パン粉を使わないので、衣を付ける手間もなく、お手軽に作れるのもうれしいところです。

塩だらのコロッケ 材料(4人分)

材料 ・塩だら 3切れ(約200g)

・じゃがいも 中2個(約280g)

・玉ねぎ 大1/4個(約100g)

・卵 1個

・パセリ 5~6本(約3g)
 ※今回はベランダ菜園のイタリアンパセリを使いました。

・塩・こしょう 適宜

・オレガノ、タイム、ナツメグ あれば少々

・揚げ油 適宜

たらを茹でる用

・酒 50mL

・水 100mL

作り方

1.塩だらに酒(分量外)を振り、10分ほど冷蔵庫に入れておきます。

2.じゃがいもを洗い、鍋に水と一緒に入れて茹でます。竹串がすっと通り、つぶせるくらいの柔らかさになったら取り出す

3.玉ねぎとパセリを、それぞれみじん切りに

4.たらの水気をキッチンペーパーで拭き取ります。鍋に酒と水を入れ、たらを加えて火にかけます。たらに火が通ったら取り出し、粗熱が取れてから皮と骨を取り除く

5.じゃがいもの皮をむき、マッシャーなどでつぶす

6.つぶしたじゃがいもに、ほぐしたたら、玉ねぎ、パセリ、溶き卵を加えます。お好みでナツメグやタイム、オレガノを加え、塩・こしょうを振ってよく混ぜ合わせます

7.味をみて、塩・こしょうで味を調えます。塩だらの塩分があるので、塩は少しずつ加えてくださいね。

8.手やスプーンを使って食べやすい大きさに成形し、お皿などに並べる

9.揚げ油を170~180℃に熱し、こんがりと色づくまで揚げていく

10.お皿に盛り付けたら、できあがり!

秋の夜長に、ほっこりおいしい食養生

揚げ 揚げ物はちょっと面倒……と思っている方にも、ぜひ作ってみてほしい一品です。

パン粉を使わないので、外側は香ばしく、中はしっとり。たらとじゃがいものおいしさがじんわりと広がる、素朴で優しい味わいのコロッケです。

フルーティーな白ワインともよく合いますよ。

秋の夜長、縁起のよい食べ物をおいしくいただきながら、季節の移り変わりを楽しんでみませんか?

食材の栄養と薬膳的効果

【たら】

消化吸収がよく、気(エネルギーのようなもの)と血を補うと考えられている滋養食です。

高たんぱく低カロリーで肌や髪の健康、疲労時の体力回復、ダイエット食としても優秀選手です。

【たまねぎ】

血行促進やアンチエイジングに役立つ食材。血や気の滞りを改善、身体を温める作用もあるとされ

ています。胃もたれや食欲不振、おなかの張りの解消にも役立ちます。また、動脈硬化や血栓など

を予防し、辛み成分「硫化アリル」の香りは安眠にも役立つそうです。

【たまご】

ビタミンと食物繊維以外の栄養素を全て含んでいる「完全栄養食」とも呼ばれる卵。

身体に潤いを与え、喉の渇きや止咳(しがい)を防いでくれる作用もあり、安神作用を持つことから、

精神を安定させ、安眠の作用を持つと考えられています。貧血、体力回復、安産にも。

【イタリアンパセリ】(青菜)

パセリの香りは消化を促進し、食欲不振を改善、疲労回復にも役立つと考えられています。

鉄分も豊富で補血作用があり、血行の促進から貧血、美肌にも効果が望めます。