「汗っかきの子どもや暑がりの夫が毎晩びっしょり」「パジャマって毎日洗うものなの?」─ そんな疑問を感じたことはありませんか?
特に夏場は寝ている間にかく汗の量が増え、パジャマの洗濯頻度について悩む人が多くなります。
この記事では、家族の健康と清潔を守りながら、ムリなく続けられる夏の洗濯習慣についてわかりやすく解説します。
夏のパジャマ、毎日洗う必要はある?
毎日洗いたい気持ちはあるけれど、家族の衣類や使ったタオルなど、大量の洗濯物を毎日洗って干すのは正直しんどい…。そこに、家族のパジャマが加わると更に洗濯物が増え、負担が増してしまいますよね。
夏になると汗の量も多く、朝起きると「パジャマが湿っぽいな…」と感じることも…。
そんな時に気になるのは、「汗で湿ったパジャマってすぐに洗った方がいいの?」「どのくらいの頻度で洗えば清潔?」という疑問です。
まずは、夏の就寝時に私たちがどのくらい汗をかいているのかを見てみましょう。
一晩でこんなに汗をかく?夏の就寝中の汗事情
実は、人は寝ている間にコップ1杯分、夏場にはなんと500ml以上の汗をかくと言われています。寝苦しい夜やエアコンを控えているお宅では、1リットル近くかくことも。
寝ている間にかいた汗はパジャマが吸い取ってくれるものの、湿っぽくなったパジャマに皮脂やホコリが混ざると雑菌の温床になることもあります。
雑菌を繁殖させずに清潔を保つためには、やはりある程度の頻度で洗濯する必要があるのです。
毎日洗濯するべき?みんなのパジャマ洗濯頻度
家庭によって違う洗濯スタイル
あるアンケートによると、「パジャマを週に2~3回洗う」という人がもっとも多く、次いで「週1回」、「毎日洗う」は1割程度にとどまっています。
ただし、季節やライフスタイルによって洗濯頻度は違ってきます。ご自身やご家族が汗っかきだったり、肌が敏感になりやすい高齢のご両親と同居している場合など、こまめな洗濯が望ましいケースもあります。
子どもや高齢者はどうしてる?
小学生の子どもや高齢のお父さんなど、体温調整がうまくいかない人は、思っている以上に寝汗をかきやすいです。寝汗で湿ったパジャマをそのまま着続けると、肌荒れや背中ニキビ、湿疹の原因になることも。
特に、敏感肌の家族がいる場合は、週に3回以上の洗濯がおすすめです。
毎日洗うとどうなる?コスト・手間・パジャマの傷み
1回の洗濯にかかる費用は?
毎日洗うとなると気になるのが、水道代・電気代と言った光熱費。できることならコストを抑えたいですよね。
一般的な7kg洗濯機の場合、1回の洗濯で約29円。10kgでも33円程度と、実はそこまで大きな差はありません。
お風呂の残り湯を使ったり、まとめ洗いをするなど、工夫次第でお洗濯にかかる光熱費を節約することができます。
7kgタイプ → 約29円
10kgタイプ → 約33円
※電気代単価は全国平均の27円、水道代は東京の標準的な単価0.3円から算出し合算しています。
・・・参考のために大容量タイプと標準的な大きさのものについて調べてみましたが、なんと結果は大差ありませんでした。
しかも33円、29円なら、あまり目くじら立ててシビアにならないでも良いのかな? なんて思いませんか?
お風呂の残り湯、洗濯に使っても大丈夫?
少しでも節約したいという場合は、お風呂の残り湯を洗濯に使うことで水道代が節約できます。
ですが、お風呂の残り湯を使うと雑菌が心配!という不安の声も聞きます。洗うときにお風呂の残り湯、すすぎに水道水を使い、早く乾かすようにすることで洗濯物に雑菌が残ることはないそうです。
そういった意味でも、毎日こまめに洗濯することで物干し場を窮屈にせず、洗濯物同士の間隔を広めに取れるようにすると早く乾きやすくなり、洗濯物に生乾き臭が!なんてことを減らすことができます。
生地へのダメージとその対策
毎日洗うとパジャマがすぐに傷んでしまいそう…そんな心配もありますよね。
でも、洗濯ネットを使ったり裏返して洗ったり、ちょっとした工夫で生地の摩擦が減り、パジャマを長持ちさせることができます。
また、乾きやすい素材を選べば、部屋干しでもパリッと仕上がります。
清潔&時短を叶える洗濯術
夏におすすめの素材と選び方
汗を吸ってすぐに乾く「ガーゼ素材」や「綿100%」の薄手パジャマは、夏にぴったり。洗濯後も乾きやすく、生乾き臭が出にくいのが特徴です。
また、アイロン不要のシワになりにくい素材を選べば、忙しい朝でも手間がかかりません。
洗濯をラクにするコツとは?
洗う前に、衣類を色や素材別に分類しておくと、洗濯のたびに迷わなくなるのでスムーズに進められます。また、分類した衣類を洗濯ネットに入れておけば、洗濯機への投入が一気にできて楽ちん!
このように、時短につながる家事テクを取り入れることで、毎日の洗濯が効率よく楽にこなせるようになれば、負担も軽くなりますね。
夏のパジャマはどう洗うのがベスト?
家族の健康を考えるなら、夏のパジャマはできるだけ毎日洗濯するのが理想的です。ただし、現実的には「2~3日に1回」が無理なく続けやすいペース。
汗をしっかり吸収する素材を選び、早く乾かす工夫を取り入れることで、手間もコストも最小限に抑えることができます。
また、急な雨の日で洗濯物が乾かないときのために、洗い替えのパジャマを2~3セット常備しておけば安心です。
家族の快適な睡眠のために、ちょうどよい洗濯習慣を
夏の夜、汗をかいたままのパジャマを着続けるのは不快なだけでなく、肌トラブルや睡眠の質低下にもつながります。大切なのは、完璧を目指すよりも「無理なく清潔を保てる習慣」を目指すこと。
お気に入りのパジャマを長持ちさせて、気持ち良く着続けるためにも、ご自身やご家族に合った洗濯頻度とケア方法を見つけていきましょう。
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