正直に伝えます。これは「今しか買えない」一着。
まずは、大切なことをお伝えしなければなりません。
このエアパイルパジャマは、同じ品質での再生産が、極めて難しい状況にあります。
背景には、日本のアパレル産業の現実があります。現在、日本で供給される衣料品のうち国産品が占める割合は、数量ベースでわずか約1.4%。1990年には約50%あったものが、30年余りでここまで減少しました。(※)
それにともない、
・糸の生産が海外へ移行し、小ロット対応が困難に
・柔らかく繊細な素材を縫える工場が、減り続けている
・オリジナル素材ゆえ、まったく同じ再現ができない
これらの条件が重なって、今回お届けするものが最後になる可能性が高い一着となりました。
(※)日本繊維輸入組合『日本のアパレル市場と輸入品概況2025年版』
「あの着心地を、もう一度」── 10年かけて辿り着いた素材
約20年前、パジャマ屋IZUMMには中空糸を使ったやわらかなパイルパジャマがありました。軽くて、ふんわりしていて、多くのお客様に愛されていた一着。でも紡績環境の変化により、やがて作れなくなってしまいました。
「あの着心地を、もう一度届けたい。」
その想いだけを手放さないまま、何度も生地メーカーへ相談し、試作を重ね続けた10年。ようやく新たな紡績会社との出会いがあり、理想の素材が生まれました。それが「エアパイル」です。

エアパイルの心地よさは、糸の構造から生まれています
エアパイルの秘密は、中空糸にあります。文字通り、糸の中に空気の通り道がある特殊な糸です。
この糸で作られた生地は、
・空気をまとうような軽さがある
・タオルのようなやわらかさがある
・吸水・速乾性に優れ、蒸れにくい
・洗濯を繰り返しても、へたらず風合いが続く
「やわらかいだけ」ではなく、眠りの質を変えるための肌触りを、という設計思想から生まれた素材です。纏った瞬間に「あ、これは違う」と感じてもらえる着心地を目指しました。

細部まで、眠りのために設計しました
やわらかなニット素材は、安定して縫い上げることが非常に難しい素材です。わずかなズレが着心地を損ない「なんとなく気になる」を生んでしまう。
だからこそ縫製にも、妥協しませんでした。
たとえばパンツの裾。広がりすぎると足首に隙間ができ、冷気が入り込みます。そこで裾に4か所のタックを入れる工夫を施しました。足首にそっと沿うシルエットで、冷えを防ぎながらも動きやすさを確保しています。
細かな工夫を積み重ねた設計を、やわらかな生地で仕上げることは、縫製現場にとっては大きな負担をかける仕様ともいえます。実際に、パターン通りに仕上げるために、縫製工場様とは何度もやり取りを重ね「眠りのために設計する」という想いを共有していきました。

毎晩触れているのに、いちばん後回しにしがちなもの
洋服は丁寧に選ぶのに、パジャマはなんとなく。
そんな方は、実は少なくありません。でも考えてみると、パジャマは一年のうちでもっとも長く肌に触れている衣類。1日の中では睡眠中の6〜8時間、ずっとそばにいてくれるもの。
肌は”身体の中で一番大きな臓器”とも言われるほどに、触覚でやわらかな素材を感じることや、パジャマが眠る時間に与えてくれる心地よさは、心身にとってとても大切なものだと私たちは考えます。
だからこそ、パジャマ屋IZUMMはパジャマの素材にこだわり続けてきたのです。そして今回、10年越しの想いがようやく形になりました。
それが、オリジナル素材「エアパイル」を使ったパジャマです。
こんな方に、お届けしたいと思っています
・眠りの質を、真剣に変えたいと思っている方
・敏感肌で、素材選びに慎重な方
・「本当に気持ちいいパジャマ」をずっと探していた方
・日本のものづくりを、日常の中で応援したい方
・大切な人への、心のこもったギフトを探している方
「おやすみ」が、少し待ち遠しくなるように
眠りは、毎日やってくる、いちばん身近な幸せの時間。
その時間を包む一着を、どんな素材にするか。それは思っている以上に、睡眠の質に、そして明日の自分に、影響しています。
エアパイルパジャマは、10年分の想いと、日本の技術と、数えきれないやりとりの積み重ねから生まれた一着です。そして今この瞬間だけ、存在している一着でもあります。
今夜から、その柔らかさを体験してみてください。
¥25,850(税込)〜 / S・M・L ほか (横幅ゆったりサイズ・トールサイズあり)
<フェアリーエアパイル>(空気をまとい軽やかな速乾パイル)
<グレイスエアパイル> (軽やかであたたかな秋冬パイル)





