ノビーゼ® パジャマ研究員の みわ です。
みなさん、“ガーゼ” ってご存知ですか?
布マスクの多くに使われていたり、赤ちゃんの肌着の代表素材であったり、薄手のハンカチにも多い素材だったりします。
“ガーゼ” の何が良いかというと、「やわらかい」「お肌にやさしい」「軽い」という特徴があること。だからこそ、お肌が敏感な顔や、繊細な赤ちゃんの素肌に触れるものに使われているのです。
パジャマ屋IZUMMスタッフの中で、お肌が弱い代表である私もとても大好きな素材です。
もちろん、パジャマにもよく使われる素材でもあります。リラックスしたい睡眠時に着るものの素材としてはもってこいです。
しかし、ガーゼパジャマを着たことがある方、こんな経験はありませんか?
・寝返りを打つときに、少し突っ張る
・腕を上げるときに、生地がついてこない
・優しいけれど、動きやすいとは言えない
パジャマに限らず、ガーゼのお洋服でも、袖を通すときに苦労したりしますよね。
ガーゼは心地よい。
でも、“眠っているときの体の動き” には、寄り添えていない。
私たちは、その違和感を何とかしたいと考えました。

ガーゼパジャマの良いところ、悪いところ
ガーゼ素材は、長くパジャマに使われてきた定番素材です。
・通気性がよく、蒸れにくい
・吸湿性が高く、汗を吸ってくれる
・繊維の刺激が少なく、肌あたりがやさしい
こういった特徴から、リラックスしたい就寝時に着るパジャマとしてふさわしい素材であり、特にお肌が弱い敏感肌の方にも好んで選ばれてきました。
しかし、ガーゼは “織物” です。構造上、伸縮性はほとんどありません。
ガーゼマスクやガーゼハンカチを思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。
伸びないことでパジャマとして何が不都合かというと、動くときに生地が引っ張られたり、寝返りのたびに、どこかに力がかかるといった小さなストレスが、無意識のうちに生まれてしまうことなのです。

「伸びるガーゼ」とは?
2011年に販売開始し、人気の定番ガーゼパジャマシリーズとなった “ノビーゼ®”。
“ノビーゼ®” という名前は、「伸びる」と「ガーゼ」を組み合わせた造語です。
ガーゼのやさしさはそのままに、眠っている体の動きに寄り添えるように。
そんな考え方をひとつの名前として表したのが、“ノビーゼ®” でした。
一般的なガーゼとは異なる考え方で開発したこの “ノビーゼ®” は、2021年3月に、当店オリジナルとして商標登録しています。
開発に3年を要した「伸びるガーゼ」ですが、一般的なガーゼとの違いは、やさしい肌触りをそのままに、伸縮性を持たせて動きやすくした点です。
“ノビーゼ®” のパジャマは、この「伸びるガーゼ」を2枚重ねにした2重ガーゼ(ダブルガーゼ)。
販売開始当時、このような伸びるガーゼのパジャマは他に類を見ないような革新的なものでした。
通常のガーゼは伸びないということを知っていると、「ガーゼなのに伸びる」というのは不思議に感じるかもしれません。
私たちが目指したのは、ニットのように伸びることでも、スポーツウェアのような強い伸縮性でもありません。
ガーゼの風合いを壊さずに、 眠っている体の動きにだけ、そっとついてくること。
それが、「伸びるガーゼ」の本質です。

なぜ “伸びる” ことが重要なの?
人は眠っている間、ほとんど動かないと思われがちですが、実際には一晩に20〜30回も寝返りを打ち、 腕や肩、背中を無意識に動かしています。
このとき、パジャマが伸びないと、どこかが引っ張られたり、動きに生地がついてこなかったりして、小さな違和感が積み重なり、眠りの深さや快適さに影響するのです。
“ノビーゼ®” の「伸びるガーゼ」は、体の動きに合わせて生地がわずかに伸び、動きが終わるとまた元に戻って適度にフィットしてくれます。これが寝返りしやすいパジャマとして重要な要素。
つっぱりにくく、動きやすい。それでいて、ガーゼらしいやさしさはそのまま。
「邪魔をしない」
それが、睡眠中の服に求められる大切な役割だと、私たちは考えているのです。

「伸びるガーゼ」が目指したもの
私たちが大切にしたのは、
・肌にやさしいこと
・動きに寄り添うこと
・着ていることを意識させないこと
この3つのバランスです。
伸びすぎると、だらしなく感じる。
伸びなければ、動きを妨げる。
だからこそ、「適度な伸び」に徹底的にこだわりました。
それは、数値で語れるものではなく、 実際に着て、眠ってみて初めてわかる感覚です。
お洗濯でパジャマが乾かなかった日、違うパジャマを着て初めて気づきます。
「ああ、あのパジャマ、すごかったんだ」と。
それが、“着ていることを意識させない”、私たちが目指した本当に快適なパジャマです。
「伸びるガーゼ」は、素材ではなく考え方
伸びるガーゼは、単なる新素材ではありません。
「眠るとき、体はどう動いているのか」
「その動きを、服はどう支えるべきか」
そんな問いから生まれた、“眠るための考え方” そのものなのです。




