こんにちは、入社4年目のギリギリ20代スタッフ りりかです。

 

前回記事でパジャマ屋IZUMMに”若人”の意見を取り入れ、新たなパジャマを開発するプロジェクトが進行している様子をお伝えしました。

初の20代スタッフが考えるパジャマ。その企画案がまとまり、実際にサンプルを作成する段階へ進みます。

 

ここからは実物を見て、細かな部分を調整していきます。

考えるのは、誰が着ても似合うかどうか、眠りを妨げないデザインかどうか…

様々な年代、性別、体型のスタッフに試着してもらいながら、形を修正します。

 

一番はお客様に気に入っていただけるものかどうか。

 

しかし、実際形にして着てみないと見えない部分が多いことを学ぶ私たち。

今回はその葛藤や苦労とこだわりの部分をお伝えしたいと思います。

サンプルとの戦い

パジャマの企画を考えた後は、実物をみながら形を微調整していきます。

今回は「ストレッチ2重ガーゼ ノビーゼ®︎ ”UNO”」の生地でパジャマを製作。

 

初めてのサンプルが届いたときは、私たちが考えたものが見える形になったので嬉しく、着てみる時は本当にワクワク。

試着してみての第一印象は「かわいい!」「いいね!」と声を揃えて。

 

しかし、細かいところをよく見てみると気になるポイントが・・・

企画段階でこだわった部分は特に「もっとこうしたい!」が見えてきてしまいました。

こだわり、微調整を重ねる

例えば、トップスのデザインの調整。

トップスは、裾にスリットを入れて、前身頃と後ろ身頃に前後差をつけたデザインにしました。

「お尻が隠れるちょうど良い丈にしよう!」とデザインしたのですが、実際に形にしてみたら思ったよりも長くて驚き、少し短く調整。

形にして着てみないと、数字だけでは分からないのだと学びました。

パジャマなのでもちろん寝心地も重要です。

パジャマを企画して20年以上のいずみ社長からのアドバイスで目から鱗だったことがあります。

それは、”アームホールを広げすぎないこと”。アームホールとは、袖の付け根の部分です。

 

私たちZ世代代表!(笑)の企画メンバーは、カジュアルなコンセプトを取り入れたかったので、オーバーサイズなデザインにしました。

肩が少し落ちたデザインも取り入れたので、最初は脇の部分も広めを想定していましたが、寝返りのために、脇はスッキリしている方がいいのだそう。

心地よい眠りのためには、オーバーサイズすぎないことも大事!と、デザインの奥深さを知りました。

そして、微調整が一番大変だったのは、首周り!

ボートネックのデザインは、どちらかというと女性的に見えるデザイン。

今回は、男女兼用パジャマなので、男女どちらにも似合って快適なことが重要です。

ここだけの話、「男性のデコルテが広く見えているとだらしなく見えてしまうよね・・・」そんな意見も上がりました。

 

フレックス唯一の男性、会長とすがちゃんに試着してもらったところ、首元を詰めると男性は喉が当たって不快なのだとか。

開きすぎない、詰まりすぎない絶妙なラインを探すのにとても苦労しました。

 

また、女性目線の私たちの希望として、下着が見えないことも大事です。

もちろん素肌に1枚で着られますが、下着を着ることも想定して、ストラップが肩から見えないギリギリのラインに調整。

 

その他、パンツの丈感やポケットの位置ひとつひとつにこだわって微調整を重ねていきました。

着心地の良いパジャマは「何も思わない」

この工程を経験して私たちが感じたのは、着心地の良いパジャマのデザインは「着た時に何も感じないこと」。

身体に合わないデザインだと着た時に「ここが気になるな」「ここが不快だな」と違和感を覚えるのです。

反対に、着心地の良いパジャマは何も気にならず、ただ肌触りだけに感動できるのだと思いました。

これまでのパジャマ屋IZUMMのパジャマがそうであるように。

 

私たちもお客様がパジャマに袖を通した時、何も思わず、心地の良い肌触りを体感いただけるようなデザインを目指して商品開発を進めました。

パジャマが完成!企画が形になる嬉しさ

その後は、サンプル作成を2回、3回と繰り返し、パジャマが完成。

私たちが考えた新しい柄デザインの生地でパジャマの形になった時、企画が着実に進んだことを実感し、とても嬉しい気持ちに。

 

こんな方に着てほしい。こんな時に着てもらいたい。

と、企画の時に想定していたものよりイメージがより膨らみ、早くお客様にお届けしたい!とワクワクしました。

 

「パジャマ屋IZUMMのこだわった生地のパジャマを”幅広い世代”に着てほしい」

「自分たちにも、親世代にも着て、贈りたいと思ってほしい」

そんな想いで私たち20代のメンバーが企画した、誰にでも似合うパジャマ。

 

パジャマが完成した後は、企画チームから社内へそんな想いを共有。

モデル撮影やオンラインストアの商品ページ作成など、お客様に届けるために必要なことを社内の担当スタッフたちと一緒に進める工程へ。

 

早くお客様に袖を通してほしいなという想いでいっぱいな企画チーム。

このブログを読んで、試行錯誤や想いが詰まったパジャマを「着てみたい!」と思ってくださる方がいれば良いな〜と思います。

 

パジャマ屋IZUMMに新しい風を吹かすパジャマ。

皆さまのおうち時間にも新しい風が吹き、お気に入りの1枚になりますように。

 

 

 

 

< 前回記事 >

パジャマ屋IZUMMに新しい風。NEWコンセプトのパジャマを作るプロジェクト。

 


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