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2024.01.08
パジャマに着替えて… 水辺のセリへ
あけましておめでとうございます。
関東地方は暖かい新年を迎えましたが、二十四節気は寒の入り、小寒(しょうかん1月6日)を迎えています。節分までが「寒」となり、冬の寒さが本格的になる時です。七十二候は、芹乃栄(せりすなわちさかう1月6日~9日)、水泉動(しみずあたたかをふくむ1月10日~14日)、雉始雊(きじはじめてなく1月15日~19日)と続きます。凍える寒さの中でも、水辺ではセリが茂り、温もり始めた大地は凍っていた泉が動き出し清水で潤いはじめる中、雉の求愛の鳴き声を聞く、という寒さの中での確実な春への動き、美しい自然の環を知る候となります。
はい、私も今年は減量を目指します!そのために、運動の実践も引き続き行い、さらに、食事摂取の工夫を取り入れたいと思っています。
以前は、でんぷん質の摂取を控える、ということを試みましたが、お米が大好きな人にはやはり難しく、長続きしません。そこで、お勧めはお粥です。
元々セリが大好きなので、この季節旬のセリが多く出回るとセリのお浸し、セリの肉巻、白身魚のセリ蒸し…、などなど毎日のようにセリを使います。あの香り、色の鮮やか、束で触れた時の手触り、そして、その食感、すべてが完璧な春の予感です。海外生活ではセリが手に入らず、同じセリ科の植物、コリアンダー(パクチー)を使いました。セリを細かく刻んで、お米から炊いた炊き立てのお粥にたっぷり混ぜて、大好きな美味しいお塩をひとつまみ、最後に溶き卵を細く流し込み、もう一度蓋をして美味しくなるのを待ちます。そして、美味しいですよー。
お粥にすると、お米の量は減り、実際のでんぷん質摂取は減りますので、満足感もあるし、カロリーも低くなるというわけです。更に、玄米や分づき米を使えば栄養効果も上がります。具だくさん粥にしたり、洋風味付けにしたり、お粥の工夫の幅はとても広くて、楽しみいっぱいです。
世に様々なことがあり、健やかに年の明けを祝えることは、単に幸運で特別なことで、普通のことではなく、いつまでも続くことではないのだと、深く思うお正月。
置かれた場所で、与えられたことを一所懸命こなしてゆこう、などと、皆と話したこの年の初めを思い出しながら、そろそろ眠りにつこうと思います。
皆様も、今夜もぐっすりお休みください。
染谷雅子
ガラス作家・アロマセラピスト 染谷雅子
ギャラリーはなぶさ https://www.hanabusanipponya.com
作品名:「ステンドグラス テーブルランプ」