寝返りが健康の鍵

2019.03.25

寝返りが健康の鍵

夜、寝ている間に寝返りを打つことが多い人は「自分は寝相が悪い」と思っていませんか?

でも、寝返りを打つことって、実は健康のためにとってもいいこと。

今回は、そんな寝返りについてお話していきたいと思います。

 

実は一晩に20〜30回も打っている、寝返り

朝までぐっすり熟睡して起きると、自分がほとんど動かずに寝ていたと思うこともありますが、人は誰でも寝ている間に寝返りを打っています。

 

健康な人の場合、一晩に打つ寝返りの回数は、20回から30回もあると言われています。寝ている間に無意識にそれだけの回数寝返りを打っているなんて、ちょっとびっくりですよね。でも、寝返りを20回打っていたとしても、目覚めた時に身体が疲れていることはほとんどなく、むしろ熟睡できてスッキリしていることが多いのです。

 

反対に寝返りを打つ回数が少なすぎると、目覚めた時に腰痛や肩こりがあったり、なんとなく熟睡できていない感じがしたりして、スッキリしないことがあります。

 

質の良い睡眠をとり身体を健康な状態に保つ上で、寝返りはとっても大切なことなのですね。

 

寝返りのメリット3つ

血行を良くする

メリットの1つめは、血行をよくする効果です。

夜、横になって寝ている時は、長い時間同じ姿勢で過ごしています。すると下になっている部分に身体の重さの圧力がかかってしまい、血管が圧迫され、血行が悪くなってしまうのです。血行が悪くなると、冷え性になったり体内の老廃物を排出しにくくなったりと、健康に様々な影響を及ぼすことになります。

でも、睡眠中に寝返りを打てば、同じ場所の血管が圧迫されて血行が悪くなることを防ぐことができるというわけです。

 

温度・湿度調整する

メリットの2つめは、体温調節や布団の中の温度・湿度調整をする効果です。

たとえ冬であっても布団をしっかりかけて寝ていると、布団の内部には熱と湿気がたまってきます。特に湿度が高くなると不快な汗をかいたりして、熟睡しにくくなってしまいます。寝返りを打つことで布団の中にたまった空気が移動するので、温度の調節をしたり湿気を逃がしたりすることができるのです。

布団の中の温度や湿度が上手に調節できれば、体温の調節をすることにもつながり、朝まで快適に眠ることができます。

 

睡眠のリズムを整える

メリットの3つめは、睡眠のリズムを整える効果です。

質の良い睡眠は、レム睡眠(浅い眠り)ノンレム睡眠(深い眠り)を周期的に繰り返すことで得られます。

レム睡眠では体温が上がります。脳が覚醒して浅い眠りになっていて、この時にその日の記憶や情報を整理します。

ノンレム睡眠では体温が下がります。脳も身体も深い眠りになっていて、脳や身体を十分に休ませ、更に成長ホルモンが分泌されます。

この2つの種類の睡眠を繰り返すことで少しずつ体温が下がって、質の良い睡眠が得られるのです。
レム睡眠とノンレム睡眠が切り替わる時に寝返りを打っていることが多いと分かっており、寝返りを打つことが睡眠の正しいリズムを作る役割を担っていると言われています。快適に眠ることができます。

 

 

寝返りを上手に打つために

このようにたくさんのメリットがある寝返りですから、できれば上手に寝返りを打てるようにしたいものですよね。

マットや敷き布団は硬すぎず柔らかすぎないものを選び、枕の高さも自分に合ったものを使うようにしましょう。

 

また、寝る前の過ごし方も大切です。就寝1時間から2時間前にはスマートフォンやパソコンを使うことを控え、リラックスして過ごします。寝ている間にスムーズに寝返りが打てるよう、パジャマも身体に合ったものを着るようにしましょう。大きすぎるパジャマは布団の中でもたついてしまいますし、身体にピッタリしすぎるパジャマは窮屈です。

パジャマ屋では寝ている間の身体の動きを妨げず、寝返りが打ちやすいパジャマも取り扱っていますので、参考にしてみてくださいね。
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