10月に読みたい『ハロウィン』絵本 年少~低学年向き

2021.10.06

10月に読みたい『ハロウィン』絵本 年少~低学年向き

こんにちは。
スタッフのマキコです。

秋のイベントといえば「ハロウィン」
テーマパークではハロウィンのイベントを開催しているときが一番混むのだそう…!
私も一度行ったことがありますが、お化けがたくさん集まるアトラクションがとっても可愛かったように覚えています。

 

今回ご紹介の絵本は、もちろん「ハロウィン」。
作者が大好きだったロシア民話「おおきなかぶ」をヒントに作られた絵本です。

ハロウィン絵本 おおきなかぼちゃ エリカ・シルバーマン 作 S.D.シンドラー 絵 おびかゆうこ 訳

「おおきなかぼちゃ」
作: エリカ・シルバーマン
絵: S.D. シンドラー
訳: おびかゆうこ
出版社: 主婦の友社

 

登場人物は魔女にゴースト、吸血鬼にミイラ…と、ハロウィンバージョン♪

魔女はハロウィンに向けてかぼちゃの種をまき大切に育てます。

そしてハロウィンの前日、かぼちゃをとりに行きますが大きすぎてびくともしません。

 

そこに現れたのがゴースト!魔女は「これはあたしのかぼちゃなのにびくともしない、明日はハロウィンなのに!」と、機嫌悪そうなセリフがキュートです。ゴーストは「まかせて!」と代わりに引っぱりますが、かぼちゃはびくともしません。

つづいて吸血鬼、ミイラも「まかせて!」と引っぱりますが、かぼちゃはびくともしません。

最後現れたのは小さなコウモリ。みんなはその小さな体を見てゲラゲラ笑いますが、コウモリは「うまいやりかた」を知っていたのです。

おかげでかぼちゃを収穫、魔女はみんなにパンプキンパイをごちそうしてくれておしまい。

 

 

小学校では1年生の国語の授業で「おおきなかぶ」を習います。
子どもたちがみんな知っているストーリーに、ユーモアをプラスしたこのパロディ絵本は私もお気に入りで、毎年この季節に読みたくなります。

読み聞かせの時には導入として「ハロウィンの由来」について話すと更に気分がアップ♪
絵本をよりいっそう楽しめるかもしれませんね。

 

■ハロウィンの由来■
昔の人は11月1日が1年の始まりと考えていて、その前の日、つまり10月31日が1年の終わりでした。
その日は夜になると悪霊が畑の作物を荒らしに来るといわれ、それを追い払うためのお祭りがハロウィンになったそうです。
かぼちゃをくりぬいた顔にロウソクを入れて飾るのは、悪霊を追い払うための焚き火からきているとか。
子どもがお菓子をもらうために近所を回るのは、農民がお祭りの食料をもらうために近所を回っていたところからきているそうです。

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