睡眠の悩みは5パターンある。自律神経を 整える「良質な睡眠」を考える。

2021.06.21

睡眠の悩みは5パターンある。自律神経を 整える「良質な睡眠」を考える。

6月も半ばを越えるとさすがに暑いですね。

 

近頃の私はいつも寝るときに、

 

「窓を全開にして寝るか…」
「クーラーを入れて寝るか…」
「扇風機で部屋に空気を循環させようか…」

 

って感じで、どうやったら熟睡できるか?を考えます。

 

私たちサンナナサロンは、

 

●昼間の時間の「質」は睡眠の「質」に比例する

 

と、考えています。

 

少し難しい話になりますが、自律神経を整えるには良質な睡眠をとることが一番効率的な、科学的な根拠に基づいた方法なんです。

 

体質改善の専門店サンナナサロンをやっている私たちが貧血や食事改善だけでなく睡眠まで!って意外かもしれませんが汗

 

皆さんと一緒に体質改善をして「健康は楽しい♪」って思うためには何でもやります!っていうことです。(笑)

 

そのような経緯があって、今回のネルマガでの連載をご相談いただいたときも「面白いかも」って考えて即決で!OKさせていただきました。

 

連載も残りが少なくなってきました(今回を含めてラスト3回です)。

 

今回と次回、いつもサンナナサロンでお客さまに話をしている睡眠についてのお話ができればいいなと思っています。

 

きっかけは「朝までぐっすり眠れない」というお客様の声

体質改善の専門店サンナナサロンを始めたのは2018年ですので今から4年ほど前です。

 

最初は、”サンナナ”っていう屋号の通りお客様と一緒に基礎体温37度を目指そう!(37度がいちばん免疫力が高いとされているので)っていうことばかりをやっていました。

 

でもサンナナサロンを始めてみるといろんなお客様の声を聞くようになりました。

 

・お腹が空いてもいないのに間食が食べたくなる
・太りやすくなって痩せにくくなった
・更年期のことが不安で仕方ない
・午後になるとイライラする

 

そのようなお客様の声を一つひとつ丁寧に科学的な方法で改善していきました。

 

そんな中で本当にたくさんのお客様が話される悩みが、

 

●睡眠に関する悩み

 

でした。

 

具体的には、

 

・昼食後に耐えられない眠気が襲ってくる
・夕方に眠くて眠くて仕方ない
・夜中に何度も起きてぐっすり眠れない
・朝にスッキリ起きることが出来ない
・どれだけ寝ても疲れがとれない

 

という感じ。

日本人の平均睡眠時間は7時間少し、だそうです。
(※厚生労働省HPより)

 

7時間って考えたら一日の約3分の一、です。

 

つまり人生の3分の一が睡眠の時間なわけで、当たり前のことですが、寝ている時間の過ごし方(:質)が起きている時間の過ごし方(:質)に関係しているはずです。

 

つまり、起きている時間の「質」は睡眠の「質」に比例すると考えるのが論理的なんですよね。

 

●睡眠の質を上げる

●起きている時間のパフォーマンスが上がる

 

という訳です。

「睡眠」に関する悩みの5パターン

多くのお客様の体質改善に関わってきた経験から「睡眠の悩み」を5パターンに分けてみたいと思います。

 

【「睡眠の悩み」5パターン】

 

①なかなか寝付けない
「さー、寝よう」とお布団に入ってもなかなか寝れない

 

②夜中に何度も起きてしまう
すぐに寝れるけど夜中に何回も目が覚めて朝までぐっすり眠れない

 

③朝にスッキリ起きれない
明け方に寝てるのか起きてるのか分からない状態で脳だけが動き出してしまいカラダがすっきり起きられない

 

④いくら寝ても疲れがとれない
たっぷり寝ているんだけど朝に起きたときに寝足りない、全く疲れが取れていない

 

⑤昼間に眠くて眠くて仕方ない
昼食後や夕方に耐えることが出来ないほどの眠気が襲ってくる

 

他にも、例えば”睡眠時無呼吸症候群”など、まだまだ「睡眠」での悩みはあると思います。

 

ですが私たちサンナナサロンでは上記5つに悩みを分類して考えます。お客様の悩みの内容とお客さまの生活習慣を丁寧にお聞きし、お客様にあった具体的な体質改善の方法を考えていきます。

 

さて、今回は【「睡眠の悩み」パターン①】についてだけ、考えてみようと思います。

なかなか寝付けない…科学的な理由とは?

①の悩みはすなわち「入眠についての悩み」です。

 

皆さんは「さー寝よう」と思ってからお布団に入ってどのくらいで眠りにつきますか??

 

10分くらいでしょうか?
30分くらいでしょうか?

 

それとも、1時間くらいでしょうか?

 

2021年の現在では睡眠をテーマに書かれた本はたくさんあります。そのような本の中では「睡眠は寝始めが肝心」「入眠後の90分で睡眠の質が決まる」などと表現されていることが多いです。

 

「入眠」は、良質な睡眠をとるために非常に重要な部分であると言えます。

 

結論から言いますね。

 

サンナナサロンでは「入眠」で大切なことは以下の3つであると考えています。

 

#1.自律神経の状態
#2.適切なホルモンの分泌
#3.体温のコントロール

 

これらの中でも今日は「適切なホルモンの分泌」について詳しく説明したいと考えています。

「適切なホルモンの分泌」ですので、

 

●まずは”ホルモン”とは何か?
●次に”適切な”とは何か?

 

を、順番に考えていきたいと思います。

 

まずは基礎知識としての「ホルモンの定義」です。

 

「ホルモン」と聞くと…みなさんは何を想像しますか?

 

普通に考えたら焼肉を想像しますよね(笑)

 

炭火の上に置かれた網。

 

網の上で煙を上げながら美味しそうにジュージューと焼かれている上ミノやハラミ。。。

 

お肉のホルモンを想像しますよね。

 

ですが!

 

今回は焼肉のホルモンのことは完全に忘れてください!

 

ここでのホルモンは「神経伝達物質」の意味で使います。

 

サンナナではホルモンのことを「メッセンジャー」と呼んでいます。

 

私たちのカラダは、

 

●細胞
●組織
●臓器

 

っていう単位で構成されていますよね。

例えば、一つひとつの細胞は機能をもっていませんが細胞が集まって、皮膚などの「組織」や脳や胃腸などの「臓器」という特定の機能をもった集まりになります。

 

では、、、

 

脳や胃腸などの「臓器」。

 

「いまリラックスしているので胃液をたくさん出して食べ物を受け入れるようにして!」

 

っていうような指令が脳から胃腸へ出るようなイメージです。

 

この指令はどうやって?伝わるのでしょうか?

 

答えは、、、

 

「ホルモンがメッセンジャーとして伝えている」です。

 

それぞれの臓器がきちんと!連携して働くために伝令役の働きをしているのがホルモンなんですよね。

 

カラダの中の点と点を伝令役=メッセンジャーとしてホルモンが情報(指令)を伝えています。そうすることによって私たちはカラダ全体を円滑に動かすことが出来ているという訳です。

そして!

 

重要な事実として、、、

 

私たちはホルモンの命令には逆らえない、ということです。ホルモンの命令は絶対!なんです!

 

私たちのカラダには何百種類のホルモンがあると言われていますが、ホルモンの指令には逆らえません。私たちのカラダはホルモンの指令に従って動いているんです。

 

そして、、、

 

何百種類あるホルモンの一つに眠気をもたらすホルモン、「メラトニンホルモン」があります。

 

メラトニンは別名「睡眠ホルモン」とも言われています。

 

通常の生活サイクルでは、夜になるとメラトニンがしっかりと分泌されます。

 

そして私たちのカラダはホルモンの指令に従います。

 

すると私たちのカラダは心地よい眠気を感じるように反応します。「眠たい」「寝たい」と自動的に感じることになります。

 

「お布団に入った瞬間に眠れる」
「夜になると自然と眠たくなる」

 

という方はメラトニンが正常に分泌されている証拠だと言えます。

メラトニンを正しく分泌させる方法TOP3

それではここでメラトニンを正常に分泌させる方法を3つご紹介しようと思います。

 

①メラトニンの分泌を朝にしっかりストップさせること

 

先ほどお伝えしたように、メラトニンは夜眠っている間に分泌されるホルモンです。

 

ということは朝になったらメラトニンの分泌はストップされなければいけません。

 

朝にバチッと睡眠モードのメラトニンから活動モードのホルモン(コルチゾールやアドレナリン)に切り替えることが何より大切です。

 

なぜ?重要か?

 

答えは「体内時計」です。

 

朝にしっかりメラトニン分泌のスイッチを切る習慣をつけることで、夜にメラトニンがしっかり分泌される習慣がつきます。

②朝日を浴びてセロトニンを分泌させること

 

メラトニンと似た名前でややこしいのですが汗

 

「セロトニン」というホルモンがあります。

 

セロトニンは、カラダに朝日を浴びることでたくさん分泌されて私たちのカラダを活動モードにしてくれます。

 

ここで大切なことが一つ、あります。

 

それは、、、

 

●メラトニンとセロトニンがワンセットである

 

ということです。

 

・メラトニン→眠気を引き起こす/入眠させる働き

 

・セロトニン→睡眠から目を覚ませる/活動モードにさせる働き

 

このことはお伝えしました通りです。

 

それに加えて実は、、、

 

●メラトニンの材料がセロトニン

 

なのです。

 

どういうこと??

 

つまり、セロトニンが朝にたくさん分泌されると、それを材料にするメラトニンも夜にたくさん分泌される、ということです。

 

朝や日中にセロトニンをたくさん作ることが、夜にメラトニンをたくさん作ることに繋がるんですね。

 

私たちのカラダはよく出来ていますね。^ ^

③セロトニンの材料をしっかり摂取

 

セロトニンもちろんホルモンですので、私たちが口から摂取する食べ物を材料にして出来ています。

 

★トリプトファン
…体内で作ることが出来ない必須アミノ酸

 

<トリプトファンの材料>
・良質なタンパク質(大豆・豆製品など)
・ビタミンB6(玄米、レバー、まぐろ、カツオなど)

 

このような食材をしっかり摂取するといいでしょう。

 

また、ガムを噛む、深呼吸など、同じリズムの運動もセロトニンを作る効果があると言われています。

まとめ

睡眠は夜だけの問題ではありません。

 

朝起きた瞬間からの行動が、その日の夜の睡眠の質に関わってきます。

 

(私たちの体質改善プログラムの新作『睡眠改善プログラム』ではその辺りを徹底的にやります♪)

 

しっかりと寝るためにも!

 

朝起きたらまず朝日を浴びる!

 

そして適度な運動とカラダが喜ぶ食事を心がけましょう。

 

 

【 サンナナサロン運営サイト 】

 

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■ 貧血にお悩みの方のための情報サイト「貧血.jp」

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