ノビーゼ®パジャマ研究員のすがちゃんです。

 

前回の記事では、「ガーゼはやさしい、けど、伸びない」という話をご紹介しました。

その弱点を解決するために作ったノビーゼ®。
今回の記事では、ノビーゼ®はなぜ伸びるのか、その仕組みと特徴についてご紹介します。

 

ガーゼは本来、伸びない素材

まず前提として、通常のガーゼはほとんど伸縮性がありません。

ガーゼは、経糸と緯糸をシンプルに交差させた織り構造でできています。
この構造により、

 

 ・やわらかい

 ・軽い

 ・通気性が高い

 

といった優れた特徴を持つ一方で、「伸びない」という性質も併せ持っています。

しかし、睡眠中の人の体は意外とよく動いています。
寝返りを打ったり、腕を動かしたりと、無意識のうちにさまざまな動作が繰り返されているのです。

確かに、寝返りのタイミングでパジャマが突っ張って起きてしまった経験が何度かあります。

 

「少しだけ伸びるガーゼ」を目指して

こうした課題を解決するために開発されたのが、ノビーゼ®です。

開発には約3年の時間をかけ、「ガーゼのやさしさ」と「適度な伸縮性」を両立させることを目指しました。

その結果、実現したのが「横方向にだけ伸びるガーゼ」です。

 

伸びる仕組みの鍵は「CSY糸」

CSY糸のしくみ

 

ノビーゼ®の最大の特徴は、使用している糸にあります。

採用しているのは、「CSY糸(シーエスワイ糸)」と呼ばれる特殊な糸です。

この糸は、

 

 ・中心に伸縮性のあるポリウレタン糸

 ・その周囲を綿100%で包み込んだ構造

 

になっています。

つまり、芯の部分で伸縮性を確保しながら、外側は綿で覆われているため、肌あたりのやさしさを保つことができます。

この構造によって、生地全体として自然な伸びを実現しています。

 

肌に触れる部分は綿100%

お肌にあたる部分は綿100%

ここで気になるのが、素材表記です。

ノビーゼ®は「綿96%・ポリウレタン4%」と表示されていますが、
実際に肌に触れる表面部分は綿100%です。

ポリウレタンは糸の芯として内部に使用されており、直接肌に触れることはありません。

そのため、

 

 ・綿ならではのやさしい肌触り

 ・吸湿性・通気性の良さ

 

といったガーゼの快適さをそのまま感じていただけます。

化学繊維に対して不安を感じる方にも、安心してご使用いただける設計です。

 

睡眠中の動きに寄り添う設計

 

ノビーゼで寝返り

ノビーゼ®の生地は、睡眠中の動きに寄り添うことを前提に設計されています。

人は眠っている間、じっとしているように見えても、実際には寝返りを打ったり、腕を動かしたり、ひざを曲げ伸ばししたりと、無意識のうちに体を動かしています。
そしてその動きの多くは、上下よりも“横方向”へ広がる動きが中心です。

このとき重要になるのは、体の動きに対して生地がどう動くかという点です。
一般的な生地の場合、こうした横方向の動きに対して十分に追従できず、動きと生地のズレが生まれてしまうことがあります。

ノビーゼ®では、この「睡眠中の横方向の動き」に着目しました。
CSY糸を使用し、生地が主に横方向へ伸びる構造にすることで、体の動きと生地の動きが自然に揃うよう設計しています。

なぜ横方向なのか。
それは、睡眠中の体の動きに対して、生地も同じ方向に動く必要があったからです。

このようにノビーゼ®の生地は、単に伸びることを目的とするのではなく、「睡眠中の動きにどう寄り添うか」という視点からつくられています。

 

まとめ

ノビーゼ®は、

 

 ・特殊なCSY糸を使用し

 ・中に伸縮性、外に綿100%のやさしさを持たせ

 ・横方向にのみ伸びる設計によって

 ・睡眠中の動きに対応する

 

という特徴を持つガーゼ素材です。

見た目には分かりにくい構造ですが、着用時の快適さとして実感していただけます。

ガーゼの心地よさはそのままに、動きやすさを加えた新しい選択肢として、ノビーゼ®は開発されました。