50代になっても日々成長中の大口です。頭や心が成長するなら喜ばしいのですが、体の成長は問題ありです。健康的に歳を重ねていくためにも、あらためて考えてみる必要がありそうです。

お腹まわり、二の腕、太ももなどの体型変化の原因とは
40代から50代、二の腕やお腹周り、お尻など、今までと同じ生活をしているのにサイズアップして体型が変わったと感じる人も多いのではないでしょうか。それもそのはず、加齢による老化現象の一つでもあるからです。体型変化は、運動不足や食べ過ぎ・飲み過ぎなどばかりが原因ではないのですね。
具体的には、10代後半をピークに低下し、40代から50代、60代と大きく低下する「筋肉量」が関係しています。筋肉量が減ると基礎代謝が低下してしまいます。動かない時でもエネルギーを消費する基礎代謝が減っているということは、今までと同じ生活をしていたらどうしても太ってしまうということです。
そんな筋肉量減少に大きく関わるのが運動だけでなく「酸化」「糖化」「ホルモン分泌量」と言われています。
酸化を防ぐためには活性酸素を毒性の低い物質に変えてくれる消去酵素が必要ですが、年齢とともに減少していくため、補うことが大事になってきます。
ベータカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどは抗酸化栄養素で、これらを意識して摂ることにより酸化を防ぐのに役立ちます。
ベータカロテンは油と一緒に摂ると吸収力がアップするので、ニンジンの千切りにオリーブオイルを回しかけたサラダなどは手軽でおすすめです。同時にビタミンCや食物繊維も摂れて一石二鳥ですね。
コーヒーをよく飲む人は、3回に1回はココアや緑茶にしてポリフェノールを摂るのも簡単な取り入れ方です。
糖化を防ぐためには、白米、白いパン、芋類、甘いものを控えることの他、食事を20分以上かけてよく噛んでゆっくり食べるのも有効です。
ホルモンの変化は避けられないものの、低下を防ぐことは可能です。若返りホルモンとも呼ばれる「DHEAホルモン」は、抗ストレス、筋肉の維持、記憶力の改善など若々しさを維持するために必須のホルモンとも言われています。
DHEAホルモンを増やすために、まずは質の良い睡眠をとることが大切。着心地の良いパジャマや寝具、部屋の環境等、ゆっくりと眠れる工夫が質の良い睡眠につながります。他にもストレスを溜め込まない・食事内容の見直しなどと併せて意識していきましょう。

締め付け感ゼロでも、だらしなく見えない理想のシルエット
いつの間にか体型変化が進んでしまった素敵年齢では、体のラインを拾わないような、ゆったりした服を選びがち。でも、それは一歩間違うと、だらしなく見えてしまうこともあります。
どうしたら、だらしなく見えないかは、「サイズ」ではなく「適度なゆとり」を意識すること。体のラインを消すのではなく、適度なゆとりを持たせて流れを作るような選び方が大事。落ち感が綺麗に出る素材を選ぶことや締め付けない自然なゆとりを意識すると理想のシルエットに近づけます。
ふくよかな体型の場合、服を選ぶ際に体のラインが出るようなピチピチのものも、反対にブカブカのものも余計に太って見えます。
少しゆとりのあるワンサイズ上のものが良いそうですが、大きいサイズなら何でも良いというわけではなく、あくまでも「適度なゆとり」を意識すること。
私も普段スカートスタイルが多いのですが、同じワンサイズ上でもギャザーたっぷりのフレアスカートはより膨らんで見えますし、タイトスカートでも生地に厚みと落ち感のある素材であれば、体型を拾いすぎず適度なゆとりが生まれます。「楽だけれど、きちんと見える」は、素敵年齢には特に大切だと思います。
同様に家にいる時に着るルームウェアやパジャマも「楽だけれど、きちんと見える」が大事。素材のハリや落ち感から選ぶと、自分の気持ちのハリも生まれます。
例えば、「三子糸コットン”keu” 長袖レディースパジャマ」は、アシンメトリーの斜めドレープが美しく、身体のラインを拾いにくく「適度なゆとり」を持てるパジャマです。超長綿を使用した三子糸コットンの生地は、柔らかくなめらかな肌触りで自分の気分もあがります。外出着も室内着も “締め付けゼロ” ではなく “心地よさと凛とした印象の両立” を目指す。そうした視点で選んだ服は、自分の気持ちまで整えてくれます。身体に寄り添う服は、心にもゆとりをもたらすのです。

見た目も気分も上がる、年齢に合った衣類の選び方
50代からの服選びや暮らしの工夫で大切なのは、“自分で自分の機嫌をとる” こと。朝、袖を通したときに軽く感じる。鏡の前でふと笑みがこぼれる。そんな小さな心の動きが、一日を豊かにしてくれます。
夜、パジャマを着る時間は、誰に見せるでもない「自分と向き合う時間」。だからこそ、肌触りや着心地、色、シルエットが自分の気分に合うものを選ぶことが心を整える行為でもあるのです。
寒い季節には、静電気が起きにくい特別なフリースで作った「IZUMMフリース ルームワンピース」もストンと着られておすすめです。フリースなのに汗も吸い取る特別な生地は、年齢とともに体温調節機能も低下しがちな素敵年齢にぴったりです。
一枚で着ても、上に羽織るものとして使っても良さそうです。
衣類を選ぶのに大切なのは、自分らしく自然体でいられること。そして、見た目は自分の気持ちも左右します。お気に入りを着ることで自分がご機嫌で過ごせるのも大事な選択理由ですね。
年齢を重ねた今だからこそ選べる “ちょうどいい心地よさ” が、日常の幸福度を静かに底上げしてくれそうです。
50代からの着心地改革は、身体と心の両方にやさしい、新しい自分との付き合い方を教えてくれる一着から始まりますね。
着心地の良いパジャマで質の良い睡眠を取ってDHEAホルモンを増やし、体型変化にも負けない身体作りをしていきましょう。

あとがき
知識としては、多くのことを知っている私ですが・・・現実的には、どんどん成長中。このままでは、見た目だけでなく健康面でも不安です。
今のところ、ありがたいことに、特に病気もなくご飯もお酒も美味しい毎日。こんな日を続けるためにも、体型の変化から目を背けずきちんと向き合っていきたいとあらためて思いました。



