2021.12.10
年末・年始のお歳暮とお年賀の違いって？ 新年に向けて、ご挨拶の準備を始めましょう♪
毎年、9月を過ぎたあたりから「今年ももう半分以上過ぎてしまったんだ！」と意識してしまう私です。
この時期から年末までって、妙に時が過ぎるのが早いと感じてしまうのは私だけでしょうか。
年末・年始は、お歳暮やお年賀など、いろいろなおつき合いのことも考えなければならず、慌ただしいですよね。
お歳暮とお年賀の違いって？
年末が近づくとよく耳にするようになるお歳暮やお年賀ですが、この2つにはどのような意味があって、どのような違いがあるのでしょうか。
お歳暮という言葉、もともとは年の暮れである『年末』を現すものとして使われていたそうです。
日本では『御霊（みたま）祭り』という昔からの行事がありますが、これは1年を2回に分けてご先祖様の霊をお迎えしてお供え物をするということが始まりです。
この時期に分家から本家、嫁ぎ先から実家などにお供え物を贈る習慣があり、これがお歳暮の起源だと言われています。
今では、その贈り物の習慣が年末のあいさつとして残っていて『お歳暮』と呼ばれるようになったのです。
つまりお歳暮には「今年もお世話になりました」という1年間の感謝の気持ちが込められているというわけです。
お歳暮を贈る時期は、以前は12月13日からとされていました。
これは、お正月を迎えるための事始めの日が12月13日だったからですが、最近は11月の末や12月の初旬から贈る人も増えてきました。
できれば12月20日までには届くようにしましょう。
これに対してお年賀は、新しい年神様をお迎えして祀るという習慣が昔からあり、お正月に年始のあいさつに訪ねる時に神棚にお供えする『御歳魂（お年玉）』を持参したことが起源となっています。
今では、手土産を持ってあいさつに訪ねたり、その家の子供たちにお年玉をあげたりするようになり、この手土産を『お年賀』と呼ぶようになったのです。
お年賀には「今年もどうぞよろしくお願いします」という気持ちが込められています。
お年賀を贈る時期は、1月1日から1月3日が正式な時期だとされています。
または、松の内と呼ばれる1月の7日あたりまでに手渡しするのが適切です。
お歳暮とお年賀は両方贈るの？
お歳暮とお年賀は時期が近いこともあって、両方贈るべきなのか迷う人も多いようです。
お歳暮とお年賀は両方とも季節のあいさつですが、実際は両方とも贈る人は少ないものですし、どちらか一方を贈れば良いとされています。
お歳暮とお年賀を続けて贈ると、かえって相手に気を使わせてしまうこともあります。
時には、お歳暮を贈った両親や祖父母の家をお正月に訪ねる場合などに、手ぶらで行くことに躊躇してしまうこともあるでしょう。
そんな時には菓子折りなどの簡単な物を持参するなど、臨機応変に考えると良いですね。
お歳暮・お年賀で贈るのは、どんな物？
</pictureお歳暮やお年賀にはどんな贈り物をすればいいのかと迷う人も少なくないと思います。
でも最近は、それほど格式ばった物や高級な物でなくても気持ちが伝われば良いという風潮になっています。
たとえば、贈る相手が喜びそうな物をギフトとして贈るのもひとつの贈り物の形です。
特に両親など親しい相手であれば、どんな物を贈ったら喜んでもらえるか良く分かるので、楽しみながら贈り物選びをしてもいいですよね。
パジャマやルームウェアなど、日常的に使える物をお歳暮やお年賀として贈る人も増えています。
また、相手が好きな食べ物を贈るのもおすすめです。
最近は、いろいろな種類のビールが詰め合わせになったビールの飲み比べセットや、様々な地方で作られた地酒のセットなどが人気のようです。
ちょっと高級な食材を使った缶詰というのも日持ちがするので喜ばれますよね。
こんなふうに、いろいろな物がお歳暮用・お年賀用として、デパートやショッピングモール、通販ショップで用意できるようになりました。
ギフトラッピングやお熨斗まで一通りお任せできるお店も増えてきているので、忙しい時期でも安心して用意することができます。
多くのお店が比較的早い時期からお歳暮・お年賀特集を始めていますので、年末になって慌てることのないように準備しておきたいですね。
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