ひとり旅をするようになってから昔ほど雨が気にならなくなった大口です。”雨が好き”とまではいかなくても、”雨もまた良い”と思えるようになったのは行動する際のストレス激減につながりました。今回は、そんな雨の季節の睡眠をテーマにしました。
梅雨の不快感は体だけでなく精神的ダメージも
梅雨に入るころ、「最近なんだか眠りが浅いな」と感じる夜が増えることはありませんか。普段、それほど寝つきは悪くないのに、夜中にふと目が覚めてしまったり、朝起きてもすっきりしなかったり。なんとなく、どこか疲れが残ってだるいような感覚。
私の場合、在宅ワーク生活ゆえの動かなすぎることが原因なのか、スマートフォンを見すぎたのだろうかと考えてみても、明確な理由もあまり思い当たらないのです。
あれこれ調べてみると、実は季節の影響が関係しているかもしれないとわかってきました。梅雨の時期は、空気がじっとりと重く、昼も夜も湿度が高い日が続きます。窓を開けても風が通りにくく、湿気のせいで洗濯物が乾かないストレスもあったり、布団の中がどこか蒸しっとしたりすることもあります。
エアコンをつけるほど暑いわけではないけれど、ドライにすると今度は寒すぎるし、どうにも調整がうまくいかない。
そうした「ほんの少しの不快感」は、意外と眠りに影響します。人の体はとても繊細で、温度や湿度、空気の重さのような小さな変化にも反応しているからです。
だから梅雨の時期に「よく眠れない気がする」「夜になると体がだるい」と感じても、それは決して珍しくはないのだそうです。むしろ、多くの人が、同じような感覚を経験しているようです。
私の周りには、体だけでなく、湿気による不快感や睡眠不足から、精神的なダメージが大きいと嘆く友人もいます。
季節が変わる時、私たちの体は知らないうちに環境に合わせようとして調整を続けています。梅雨の眠りにくさも、その途中で起こる小さな揺らぎのようなものかもしれません。
まずは「最近ちょっと眠りが浅いな」と感じている自分を受け入れて、必要以上に心配しすぎないこと。雨の多い季節には、体も少しだけゆっくりペースになることがある。そんな風に思ってみると、少し気持ちも軽くなり、梅雨の夜の過ごし方も違って見えてくるかもしれません。

梅雨の時期に眠りが浅くなる理由
梅雨の時期に眠りが浅くなりやすいのは、なぜなのでしょうか。よく言われている理由のひとつが、やはり「湿度」です。
人は眠るとき、体の中の熱をゆっくり外へ逃がしながら眠りに入っていきます。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、熱がうまく外へ出て行かなくなります。すると体の深部体温が下がらないので、脳がまだ活動モードだと判断して、寝つきが悪くなったり、睡眠の質そのものが下がることにつながるのです。
体温の調整がスムーズに進まないと、布団の中でなんとなく寝苦しさを感じやすくなります。暑くて眠れないほどではなくても、「少し蒸す」「なんとなくベタつく」といった小さな違和感が、眠りの深さに影響することもあるのです。
実は、梅雨を含む夏季は冬季に比べて睡眠時間が10〜40分短くなるという厚生労働省のデータもあります。その理由として日の長さに加えて高温多湿の寝室環境が影響している可能性があると言われています。(※)
もうひとつ関係すると言われているのが「気圧」です。梅雨の時期は低気圧の日が続きやすく、空気の状態も日々変わりやすくなります。
こうした気圧の変化は、自律神経のバランスにも影響すると考えられています。自律神経は、体を活動モードにする働きと、休ませる働きを調整している大切な体の仕組み。気圧の変化が続くと、このバランスが少し揺らぎやすくなり、体がだるく感じたり、夜になってもリラックスしにくかったりすることがあります。
私は、昔から雨が降る前には決まって頭痛がしました。加えて、子どもの頃から雨が降る前には「多形紅斑」の症状がたびたび出ていました。当時は原因を特定できませんでしたが、色々検索できる今になれば、子どもの頃に母からうつったウィルスが原因かもしれないと考えられます。これは、免疫力が低下した時に出るとのことで、私の場合、気圧の変化が体調に影響していたと考えられます。今では完治しましたが気圧が体に影響を与えていることを自分で長年体感してきたのです。
梅雨の夜に「なんとなく体が重い」「眠れるはずなのに落ち着かない」と感じるのは、こうした体の反応が関係している場合もあるのです。
※ 厚生労働省資料より
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001151837.pdf

眠りの環境を整える
梅雨の眠りにくさは「眠る環境」と深く関係しているとも言われています。湿度や気圧は自分の力では変えられませんが、眠る前の環境や体の状態を少し整えてあげることはできます。
たとえば、寝る前に部屋の湿度を少し下げておく、ぬるめのお風呂で体を温めてから休む、布団を軽めにして体温調整しやすくする。こうした小さな工夫の積み重ねが、眠りやすい状態を作ってくれることがあります。

もうひとつ見直してみたいのが、眠りのためのパジャマです。蒸し暑い夜は、寝ている間にも汗をかきやすくなります。
例えば、“よく吸って、よく乾く”2重ガーゼ素材のパジャマなら、寝ている間にかく汗もさっと吸って、さっと放湿。通気性抜群の一着です。
3年かけて開発した、横方向に少しだけ伸びるストレッチ2重ガーゼノビーゼ®️「UNOパジャマ」は、体の動きに合わせてそっと伸びてくれるので自然な寝返りができ、ぐっすり眠れます。
眠りは、特別なことをしなくても、環境が少し整うだけで変わることがあります。梅雨の夜に「なんとなく眠りが浅いな」と感じるなら、周りの環境に目を向けてみるのもひとつの方法です。
毎日当たり前のように身につけているパジャマが実は眠りの質を左右する大切な要素のひとつだと気づけたら、きっと眠りも変わると思いますよ。
あとがき
昔、雨は大嫌いでした。田舎住まいで車社会なので、行動はドアtoドアが基本。雨の中を歩くなんて考えられないような生活だったせいもあると思います。
ですので、ひとり旅を始めた頃は、雨が降ったらどうしよう・・と心配することもありましたが、今になれば雨なんかどうってことないという気持ちになっています。
旅先では晴れていることが大半で、雨の経験が多いわけではないのですが、心持ちが変わりました。傘、靴、キャリーケースカバー、防水リュックなど、雨に対する備えをすれば心配しなくて済むとわかったからです。
今回の”梅雨の睡眠”も、備えをすれば心配がなくなると思いました。寝苦しい夜も快適な眠りの備えを一緒にしてみませんか。



