外気温との温度差が激しい夏場のスーパーが苦手な大口です。気温差って本当に体力を奪われます。皆さんはどんな対策をしていますか? 

 

真夏でも高齢者が寒さを感じやすい理由 

高齢者 寒さ 冷え 腹痛

近年、梅雨があまりなく一気に春から夏のような暑さへと進んだり、夏から秋がなく一気に冬になる感じがするなど、四季がなくなってきているように感じませんか。
エアコンを入れる時期も年々早まっているように感じます。近年の暑さは尋常ではないので、適度にエアコンを使って熱中症にならないようにしたいものです。
同時に注意したいことがあります。それは、高齢の方がエアコンの風により寒さを感じることです。 

 

これは加齢により体温調節機能が低下しやすくなるという体の変化が大きく関わっています。若い頃は外気温の変化に応じて体温を適切に保つことができますが、高齢になるとその機能が衰えると言われています。また、筋肉量や基礎代謝の低下も要因の一つ。筋肉は体温を生み出す重要な役割を担っていますが、年齢とともに筋肉量が減少するため、体が冷えやすくなります。さらに、食欲の低下や活動量の減少によってエネルギーが不足し、体が冷えやすくなることもあるのです。 

 

特に現代の夏は、冷房の普及によって室内環境が大きく変わりました。外はうだるような暑さでも、建物の中に入れば冷房が効いていて、ひんやりとした空気に包まれます。若い人や働き盛りの世代にとっては快適な室温でも、高齢者には寒く感じられることが多く、実際に「冷房が効きすぎてつらい」と感じる方も少なくないと聞きます。

 

ではどのくらいの設定温度が良いのでしょうか。環境省では夏場の室温28度になるように設定することを推奨しています。(※1)若い人はもう少し低めにしたいかもしれませんが、温度が低すぎると、体が冷えすぎてしまい、体調を崩す原因にもなりかねないため高齢者のいる家庭では、冷房の温度設定や風の当たり方に配慮することがとても大切です。

(※1 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/06/

 

季節の変わり目と朝晩の涼しさの影響 

季節の変わり目 朝晩の寒暖差 夏 秋 20度以下

夏の盛りが過ぎ、暦の上では立秋を迎えるころになると、昼間の暑さは残っていても、朝晩には少しずつ涼しさを感じるようになります。特に8月下旬から9月にかけては、最低気温が20℃を下回る日も少しずつ増え、日中との寒暖差が大きくなります。 

 

こうした季節の変わり目は、体が気温の変化についていけず、体調を崩しやすい時期でもあります。若い人であれば多少の寒暖差も難なく乗り越えられますが、高齢者は体温調節機能の低下により、ちょっとした気温の変化でも体調を崩しやすくなります。 

 

また、朝晩の涼しさは、体を冷やしてしまう原因にもなります。特に、夜間にエアコンをつけたまま寝てしまったり、窓を開けて涼しい風を取り入れていると、思った以上に体が冷えてしまうことも。高齢者は自分で寒さを感じにくくなっている場合も多く、気づかないうちに体温が下がって風邪をひいたり、持病が悪化したりするリスクが高まります。 

 

季節の変わり目は気圧や湿度の変化も大きく、自律神経のバランスが乱れやすい時期でもあります。こうした環境の変化に対応するためには、衣服や寝具でこまめに体温調節を行うことが重要です。家族や周囲の人が高齢者の体調変化に気を配り、同居している場合はもちろん、離れて暮らしていても電話やメールなどで、声をかけるようにしたいものです。

 

体を温め適温を保つことが健康の秘訣 

夏 体を温め適温を保つ 温かい飲み物

夏のエアコンによる冷えすぎや、朝晩の冷え、そして季節の変わり目に体調を崩さないようにするためには、体を温めることも大事。
暑い季節はどうしても冷たい飲み物を欲しがちですが、あえて温かい飲み物を飲むよう意識するのも良いですね。 

 

運動も良いですが、暑い中での運動は無理ですので、軽いストレッチをする習慣もおすすめです。それだけでも体の芯が温まります。 

 

着るものや寝具も季節の変わり目に合わせて羽織りものを取り入れるなど、調整したいものです。
私のおすすめは「リバーシブルダウンベスト」。ダウンというと、真冬のものと思われがちですが、実は体温調節にぴったりの優れものなのです。
ダウンは元々羽毛のこと。ダウンに細かく生えている小羽枝(しょううし)は涼しい時は開いて空気をため、暖かいときは閉じて空気の出入りを調整する性質があるのです。そのため、夏にダウンは理にかなっているのです。
残暑の残る昼間のエアコンが効きすぎる室内にも、朝晩の涼しい風が吹き始める頃にも、そしてもちろん冬にも活躍。

 

袖のないベストは腕の動きを妨げず、軽いので高齢の方にも脱ぎ着しやすい点もおすすめポイントです。9月の敬老の日のプレゼントとしても最適ではないでしょうか。

 

日常的に長く使えるだけでなく、万が一の災害時にも心強い一枚になってくれるはずです。 

 

おじいちゃんおばあちゃんの体を気遣う贈り物は、体を温めるだけでなくきっと心も温めてくれると思います。

 

あとがき 

スーパーが苦手なので、行く頻度をできるだけ少なくし、行く時は必ず羽織りものを持っていくようにしています。そして、長い時間滞在しないよう、買うものはスマホにメモしていき、ささっと買い物を終わらせるようにしています。
薄手の羽織りものは夏こそ持ち歩き必須ですね。 

 

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