ここ数年、周りの友達に孫ができ始め、自分の年齢を痛感している大口です。

その分、自分の親も年齢を重ねていることも感じ、日々心配してあげないといけないなとも感じます。そんな親との付き合い方について考えてみました。

「思い」はいつでも伝えていい 

ここ数年、私たちの暮らしは大きく変わりました。コロナ禍で自由に移動ができず、離れて暮らす家族と顔を合わせる機会がぐんと減りました。
あれから数年が経ち、今は世の中も落ち着き行き来も自由になりましたが「いつでも会えるわけじゃないんだ」と痛感した経験が、心に深く残っている人も多いのではないでしょうか。 

 

私も、それまでは「今度帰ろう」「またそのうち行こう」と、当たり前のように思っていたものが、突然叶わなくなる現実を目の当たりにしたのが、あの時でした。だからこそ、“また今度”にせず、会えるときに会いに行く、伝えられるときに想いを届ける、その大切さに気づいたとも言えます。 

 

特に祖父母世代にとって、孫や家族の顔を見ること、声を聞くことは何よりの楽しみ。ほんの短い時間でも、一緒に過ごせることがどれだけ嬉しいか。忙しい日常のなかでも、ふと「元気かな」と思った瞬間に連絡をしたり、写真を送ったり。そんなささやかな行動が、大きな安心や喜びを届けるのだと、改めて感じさせられる出来事だったのかもしれません。 

 

今年の敬老の日は、そんな日々の気づきを大切にしながら、会える時に会い、伝えられる時に言葉を届ける。そのきっかけにしてみませんか。

物だけでなく「思い」を届ける

プレゼントや贈り物を用意する時、つい品物選びに気を取られがちですが、何を贈るかだけでなく、その品物に込められた“想い”がとても大事だと感じます。
敬老の日に贈るのも、必ずしも高価なものである必要はありません。日常的に使えるものであれば、「いつもありがとう」「会えなくても、ちゃんと気にかけてるよ」という気持ちもより伝わりそうです。

 

贈り物と一緒に短い手紙を添えるのも素敵です。数行でも「今、子どもたちはこんなことができるようになったよ」「涼しくなってきたから、体に気をつけてね」そんなさりげない言葉が、祖父母にとってはかけがえのない贈り物になることは間違いないでしょう。
普段なかなか口に出せない「ありがとう」や「元気でいてね」という言葉を、こうした機会に文字にしてみると、贈られた方だけでなく自分の心も温かくなるから不思議です。 

 

最近では、LINEやメール、ビデオ通話など手軽に気持ちを伝えられる方法も増えました。でも、デジタルだけに頼らず、文字にしたメッセージや動画の挨拶なども合わせると、より気持ちが伝わりますよね。
今年の敬老の日には、贈り物にひと言添えて、離れていても心が近くなるような、あたたかい時間を届けてみませんか。

現像した写真がくれる、特別なぬくもり 

今の時代、スマホがあれば、いつでもどこでも写真が撮れて、すぐに送れる便利な世の中になりました。孫の運動会や日常の様子、家族の集合写真なども、LINEやSNSですぐに共有できます。
でも実は、現像した写真にはまた違った良さがあります。手に取ったときのぬくもりや、飾ったりアルバムに収めたりする楽しみは、特に高齢の方にとっては格別のもののようです。 

 

デジタルの写真は便利だけど、画面越しでは流れていってしまうこともあります。一方で、現像した写真は、いつでも見返せて、触れることができる“かたち”として残ります。
リビングに飾ったり、アルバムにまとめたり、仏壇のそばに置いたりと、生活の中に自然と溶け込むのも魅力です。見るたびに、その瞬間の空気や声を思い出して、心が和むのも現像写真ならではの力でしょう。

 

今年の敬老の日には、最近の出来事や家族の笑顔、子どもたちの成長記録をプリントして、手紙と一緒に送ってみてはいかがでしょうか。フォトフレームに入れて贈るのも届いてすぐに飾れるのでおすすめです。
便利なデジタルもいいけれど、やっぱり手元に残るものには、何とも言えないあたたかさがあります。スマホの画面越しでは伝えきれない気持ちを、今年は写真とともに届けてみませんか。

あとがき

私はコロナ禍に義父と実父の他界を経験しました。コロナに感染したわけではありませんでしたが、世の中が大きく変わった時期でしたから、なかなか会えていなかった中でのことでした。お葬式もさまざまな制約のある中でしたし、考えさせられることが多かったです。
実父の時は、亡くなる2日前に実家へ用事で立ち寄りましたが、夜になってしまったため玄関先で母と会っただけでした。あの日「また来るから」と父に会わなかったことは今でも心残りの一つです。

 

いつ何があるかわからないのが人生ですから、今日この記事を目にしたのも何かのタイミング。ぜひ、「普段会わない家族に連絡を取る」、一緒にいる家族だとしても「普段言わないような思いを伝える」きっかけにしてくださいね。

 

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