若い頃は無防備に日焼けしていたなと顔のシミを見て感じるお年頃の大口です。
そんな私もこの時期特に気になるのが「紫外線」。特に7月は、一年の中でも紫外線量がピークを迎える時期ですので注意が必要と聞きます。そこで今回は、すぐにできる紫外線対策を考えてみました。
紫外線の特徴と夏の肌トラブル
梅雨が明けると一気に日差しが強くなり、肌への負担も増加。実は、紫外線は曇りの日でも80％以上が地表に降り注いでおり、知らず知らずのうちに肌にダメージを与えています。
紫外線には主にUV-AとUV-Bの2種類があり、それぞれ肌に異なる影響を与えます。UV-Aは波長が長く、ガラス越しでも肌の奥深くまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワやたるみの原因になります。長時間かけて肌の弾力を失わせ、光老化をじわじわ進行させるというのですから怖いですね。
一方、UV-Bは表皮に強いダメージを与え、短時間で肌を赤く炎症させたり、水ぶくれ、色素沈着の原因となります。夏の強い日差しで肌がヒリヒリするのは、このUV-Bの影響です。
7月の紫外線は特に強力で、目に見える日焼けだけでなく、肌の乾燥や毛穴の開き、キメの乱れといったトラブルも引き起こしやすい季節。さらに、紫外線ダメージは肌内部に蓄積され、将来的なシミ・シワ・肌老化の原因となるため、早めのケアがとても大切です。夏の肌トラブルを防ぐには、紫外線を浴びない工夫と、受けてしまったダメージのアフターケアをしっかり行うことが欠かせないのです。
昔の紫外線ダメージにもケアを!
紫外線対策の基本は紫外線を浴びないことと受けたダメージをすぐにケアすることで、なんと言ってもまずは日焼け止め。
選ぶ際はSPFとPAの値を確認するのがポイントです。SPFはUV-Bを防ぐ効果、PAはUV-Aを防ぐ効果を表しています。日常生活ならSPF20〜30／PA++、アウトドアや海、山など紫外線の強い場所ではSPF50+／PA++++を選ぶなど使い分けても良さそうです。
また、日焼け止めは汗や皮脂で落ちやすいため、2〜3時間おきの塗り直しが必要。顔や腕、首の後ろなど、うっかり塗り忘れやすい部分にも忘れずに。最近はスプレータイプやUVカットパウダーも登場し、メイクの上から手軽に塗り直せるアイテムも人気です。
物理的な紫外線対策も効果的。UVカット効果のある帽子やサングラス、日傘を活用することで、直接肌に紫外線が当たるのを防げます。
もしうっかり日焼けしてしまったら、まずは冷たいタオルやミストで肌をクールダウン。その後、たっぷりの化粧水やジェルで保湿し、美白美容液やシートマスクでケアすると安心。
私が若い頃は、海へ行ったらオイルを塗っていかに綺麗に日焼けするかを競っていた時代でした。
こうした過去の紫外線ダメージはどうなるでしょうか。紫外線ダメージは「蓄積型」なので、過去に日焼けして蓄積してしまったものをゼロにすることはできませんが、今後の老化スピードを緩やかにすることは十分可能。
・夏だけでなく1年中、そして室内でも紫外線対策を徹底する
・美白美容液や抗酸化ケアなどを積極的に取り入れる
・抗酸化作用のある食事を意識したりサプリでとったりする
これらをするだけでも効果を期待できますので、できるものから取り組んでみませんか。
紫外線対策の習慣化とインナーケアのすすめ
紫外線対策は夏だけでなく、一年を通して行うことが理想的です。特に7月のように紫外線が強い時期にしっかりとケアを意識することで、そのまま自然と習慣化しやすくなります。
例えば、日焼け止めを玄関先に置いて外出前に必ず塗る、スマホのリマインダー機能で塗り直しのタイミングを通知する、カバンに小型のUVスプレーを常備するなど、生活の中に取り入れやすい工夫をするのもおすすめです。
さらに、紫外線対策は内側からのケアも大切です。ビタミンC・E、ポリフェノール、リコピン、アスタキサンチンといった抗酸化作用のある栄養素を含む食材を意識的に摂ることで、体の内側から紫外線ダメージをケアできます。
手軽に入手できる抗酸化作用のある食材の例としては、トマト、ブロッコリー、アボカド、ブルーベリー、アーモンド、鮭、キウイなどがあります。
そこで、食を仕事にしている私から簡単にできるメニューを2つご紹介。
一つ目は、食べやすく切ったトマトとアボカドを塩コショウ・レモン汁・オリーブオイルで和えるサラダ。ビタミンとリコピンたっぷりで見た目もカラフルな一皿になります。
二つ目は、アルミホイルに生鮭と軽く茹でたブロッコリーを乗せ、塩胡椒とオリーブオイルをかけて包んで焼くホイル焼き。抗酸化作用のある栄養素がたっぷりの一品になります。
どちらもとても手軽なのでよかったら作ってみてください。
また、紫外線を浴びた日は、いつもより睡眠時間をしっかり確保し、肌の修復をサポートすることも重要。紫外線によるダメージは夜の睡眠中に修復が進むため、早めに寝て肌の回復を助けましょう。
しっかりと睡眠を取るためには、心地よい寝具と心地よいパジャマを用意することもお忘れなく。睡眠中に無意識にする寝返りは一晩に20回以上。上手に寝返りできると快眠に繋がると言われています。
パジャマ屋IZUMMのオリジナル生地ノビーゼ®︎ ”UNO” で出来たパジャマは、独自の製法で体の動きにフィットして優しく伸びる生地なので寝返りがスムーズですから快眠に一役買うこと間違いなしです。
バランス良く食べ、適度に動き、よく眠る。夏の時期は特に意識したいものです。紫外線対策は一日さぼるだけでも肌にダメージが蓄積されてしまうもの。「未来の肌を守るのは今のケア」と心得て、今年の夏はしっかりと紫外線対策をしていきましょう。
あとがき
先日、友人たちと旅行に行ったのですが、一人がサングラスをかけて登場。「どうしたの?イメチェン?」と聞いたら、「この歳になったら紫外線対策しなきゃいけないのよ。特に目!」と言っていました。皆さんも日頃からサングラスで目を守っていますか?
私もこれ以上いろいろな老化現象が出ては困るのでサングラスを買おうか悩んでいます。何せ、今まで使ったことがないので気恥ずかしいのです。どうしたものか・・・。
まずは似合うものを探しに行く勇気を持ちたいと思います。
▶︎紫外線対策
https://www.pajamaya.com/c/0000000122/0000000122b/0000000267
