ある日、パジャマ屋IZUMMの若手スタッフ(すがちゃん、かなこ、りりか)3名が招待されたLINEグループの名前は「東京アメリカンクラブのディナー」。
突然の通知に「これはなんぞや?」と頭にハテナがでてしまった何も知らない3名…。
上長のみゆきさんから送られてきたのは、事の経緯と、「若いスタッフに経験してきて欲しいし、”1番楽しんできてもらえそう♡”」のメッセージ。
さらにこのブログを書くという課題付き。
楽しみつつ、滅多にない機会に学びも得てこなければ!と色々考えながら当日を迎えた3名です。
きっかけは「シャイン・オン!キッズ」
今回、東京アメリカンクラブでディナーをする機会を得たのは、「認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン!キッズ」のチャリティーイベントがきっかけでした。
「認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン!キッズ」とは、 小児がんや重い病気と闘う子どもたちと、そのご家族を支える活動をしている団体です。
日本では毎年、およそ2,000〜2,500人の子どもが小児がんと診断されています。
長期にわたる入院、治療の副作用、経済的・精神的な負担。
想像を超える日々のなかで、少しでも子どもたちが笑顔でいられるように。ご家族が“がんばりすぎずに”過ごせるように。
そんな願いを込めて、彼らは日々、現場で活動しています。
私たちパジャマ屋IZUMMも、その想いに共感し、微力ながら支援を継続中。対象商品の売上の一部を寄付し、非売品のポストカードを通して、お客様にも活動を知っていただく取り組みをしています。
そのご縁もあり、今回、チャリティーオークションに出品されていた「東京アメリカンクラブでのディナーチケット」を落札しました。
▼シャイン・オン!キッズ チャリティー
https://www.pajamaya.com/c/0000000207/0000000848/0000001031
「東京アメリカンクラブ」とは
今回私たちが向かうのは「東京アメリカンクラブ」という1928年に設立された、伝統あるアジア最大の会員制のクラブ。 日本とアメリカの文化、ビジネスの架け橋となる場として、国際コミュニケーションに貢献しています。
施設内には、7つのレストランとバー、フィットネス・センター、ボーリング場、スクワッシュ・コート、スイミング・プール、図書館、ビデオ・ライブラリー、理・美容室、託児所、会議室などがあります。
今回は、イタリアンダイニング「east 51」へ。
いざ、東京アメリカンクラブへ
会員制のクラブに足を踏み入れた経験のない3名を連れて行ってくれるのは、いずみ社長です。
ドレスコードもある!と聞いていたので、普段よりもカッチリとしたスタイルでディナーに向かった4名。
ちなみに。
最寄りの駅についてから、地図を見ながら先導していたすがちゃんが道を間違え、ディナーの予約時間ギリギリに到着したのは、ここだけの話。
東京アメリカンクラブの中に入ると…
事前情報で、公用語は英語らしい…。と聞き、少し不安に思っていましたが、受付は日本語でクリア。
さっそくエントランスをくぐっていくと・・・
まず、天井が高い。そして壁一面には花瓶やオブジェがまるで美術館のように飾られていました。
静かな空間でありながら、堅苦しすぎるわけでもない施設内。
「大人の社交場」のような雰囲気もありながら近くでは子どもたちの笑い声が響いてたり、家族連れでいらっしゃっている方も何組かいました。
後ほど調べてみると、この建物のコンセプトは『大家族のための大きな家』なのだとか。
まさに、会員さんのための「大きな家」のような空間でした。
アメリカンクラブという名の通り外国人の方も多く、英語と日本語が飛び交う空間で、スーツ姿のビジネスマン、ドレス姿のマダム、白いシャツが似合うご夫婦と、みなさんそれぞれの心地よさを大切にしている様子でした。
楽しみにしていたディナーがスタート
席につき、メニューを渡されてびっくり。
英語表記のメニュー。どうやら日本語表記のメニューはないらしい。
「あ、社長と同じので。」
ここは自分の英語力ではなく、社長への信頼で乗り切りました。
一口サイズの前菜から始まり、
パンにスープ、パスタにお魚料理とお肉料理…最後はデザートのティラミス。
一皿ごとの提供にしっっっかりと時間をかけている点が印象的でした。
最初は驚きましたが、4人で「お腹すいたね(汗)」と自然に笑いがこぼれるような場面も。
時間が経つにつれ、その“間”こそがこのアメリカンクラブのスタイルなのだと気づきました。
自然と会話も弾み、ちょっとした雑談から普段聞くことの無い経営の話など、
食事と一緒にゆっくり会話を楽しむことが出来ました。
参加した3名、それぞれが感じたこと
美味しい料理を頂けてもちろん幸せ満腹なのですが、なによりも印象に残っているのは、あの空間と時間を、社長を含めた4人で、ゆっくりと共有できたことです。
ただ食事をするだけではない、「時間ごと味わう」という言葉がぴったりの体験でした。
そしてもうひとつ、個人的に強く感じたことがあります。
実は、私の姉の旦那はプエルトリコ出身で、日本語が話せないのです。
小さい頃から憧れていた「お兄ちゃん」がやっと出来たのに、私はコミュニケーションが取れないまま。
これまでも「英語が話せたらな…」と思う場面はたくさんあったのですが、東京アメリカンクラブという“英語が当たり前の空間”に入ったことで、その思いが強くなりました。
もっと広く・深く人と繋がれるように、やはり英語は勉強すべきだ!と改めて感じた夜でした。
<かなこ>
初めて会員制のクラブに足を踏み入れるということでどんな場所なのか、どんな人が利用しているのかほとんど想像出来ないままディナーの日を迎えました。
行ってみて気づいたのは、そこを日常的に利用する人が集まる場所ということ。
ドレスコードはあるけれど、ドレスコードだなんて当たり前に染み付いている人が利用している。
ご飯を食べに来ることがメインというよりも、その場の空気を緩く楽しんでいる人が多く、色んな意味で”余裕”のある人がそこにいるようでした。
会員制なので安心して利用でき、ちょっと整った自分の家に呼ぶかのように客人をもてなすことができる場所なのかもしれません。
私には、おひとりで利用している方は、その場所に”共感”し安心してディナーが出来るからそこにいるように見えました。それは、これからのフレックスにもつながることだと思います。
体験型の睡眠事業を展開するのですが、その場所に”共感”した人が安心して利用できる環境を提供することができるかどうか。パジャマ屋IZUMMでは、価格に見合ったパジャマやコンセプトを提供できているかどうか、そんなパジャマを発信で魅せられているか。
発信を担当する私は、今一度自分の発信物に問うてみたいと思いました。
裏話としては、ただ食べてくるだけじゃ学びを得られない!と、すがちゃんと前日に頭を悩ませたのが、これを書いている今、思い出すと笑ってしまいます。
<りりか>
想像していた「会員制クラブ」とのギャップ
今回、伺ったレストランの名前は「east 51」
51階から、東京を一望できる大絶景を見ながら、大きなシャンデリアの下で、どのように食べて良いかわからない繊細なお料理…を妄想しておりました。
到着してみると、レストランは建物の3階。ドレスコードがありつつも、どこかアットホームさがある空間でした。
事前に調べていた東京アメリカンクラブのコンセプトである『大家族のための大きな家』とはこのようなことなんだと実感しました。非日常的な空間を想像していたのですが、実際は会員さんのための日常的な空間。子ども連れも、ビジネス利用者も、カップルも、おひとり様も「こう過ごさなければいけない」という義務感がない感じが心地良いのではないかと思いました。
パジャマ屋IZUMMは、「眠り」を軸にカフェ、施術サロン、ショールームをOPEN予定です。「眠り」はもちろんですが、隠れキーワードとして「地域の人の集いの場」の役割も含んでいます。
お客様や、地域の方々が、なにもなくても、なんとなくふらっと立ち寄って「ここ、落ち着くね」と言ってもらえるような場所を作り上げていきたいです。
小話
アメリカンクラブ内の公用語は英語でした。
ちょうど10年前、中学生の時です。英語の成績はすこぶる悪く、「ぼくが英語を理解するか、リアルタイム翻訳機の性能が良くなるか10年後が楽しみです。」と先生に話していたのを思い出しました。もちろん、自分が学んで話せるようになるのが1番ですが、苦手なものは苦手。今回感じたことは「翻訳アプリすごい」ということ。カメラでリアルタイム翻訳ができるのでメニューも読めました。引き続き、翻訳アプリの発展を期待したいと思います。
<菅原>