貧血撲滅にはある2つの栄養素の「摂りかた」が大切です。

2021.03.22

貧血撲滅にはある2つの栄養素の「摂りかた」が大切です。

朝晩はまだまだ冷え込みますが日中は春らしい日が多くなってきましたねー!

 

春はカラダをデトックスさせるのによい季節だと言われています。

 

「良薬は口に苦し」という諺(ことわざ)があります。「春が旬」とされている食材はカラダに溜まった毒素を排泄するのを助けてくれるものが多いとされています。

 

たけのこ、菜の花、ふきのとう、うど、、、、

春野菜を美味しくいただくコツなどめっくさんに教えていただきたいです^ ^

 

(わたし…密かにめっくの健康レシピを楽しみにしています)

春はカラダをデトックスさせるのに良い季節

貧血とは「カラダ中の細胞の酸欠」

前回の記事は「貧血について」の内容でした。

 

貧血撲滅委員会として!私が声を大にして言いたい内容をお伝えさせて頂きました。

 

【前回の復習】
●私たちは生きるために呼吸をしています。呼吸をする理由は?カラダの隅々の細胞に酸素を届けるためです。

 

●なぜ細胞には酸素が必要か?細胞が呼吸をしているからです。人間が呼吸しているのと同じように細胞も呼吸をしています。

 

●どうやって細胞に酸素を届けるか?血液の中にヘモグロビンという物質に酸素を乗せて運びます。ヘモグロビンは酸素を運ぶカートのようなものです。

 

●貧血とはカラダ中の細胞が酸欠になっている状態。なぜ酸欠になるか?運ぶ役割をするヘモグロビンの質と量が不足しているからです。

 

復習がながっw

 

まとめると…貧血とはカラダ全体がヘモグロビン不足で酸欠状態になっていることです。

 

(でも…大事なのでもっと言いたい!前回の記事も読んで欲しいw)

サンナナサロン 貧血とはカラダ全体がヘモグロビン不足で酸欠状態になっていること

貧血を改善する科学的な方法とは?

では!気をとり直して本日のテーマ!

 

「貧血を改善するにはどうしたらいい?」について書かせていただきます。

 

【前回の復習】でも書きましたが、貧血とはシンプルに言いますとヘモグロビン不足です。

 

ですので貧血を改善するためにはヘモグロビンの「質」と「量」を改善するのが科学的に正しいと言えます。

 

例えるなら、、、

 

スーパーのカートをたくさん荷物を積めるカートに入れ替えて(質の改善)、カートの量をたくさんにする(量の改善)のイメージです。

 

カートの質と量を改善するには、まずはカートの材料を知らないと新しい良質なカートをたくさん作れませんよね。

 

そこでまずは、、、

 

カート=ヘモグロビンの材料が何か?を勉強していきたいと思います。

貧血の改善にはヘモグロビン(カート)の質と量の改善

カート=ヘモグロビンの材料っていったい何??

貧血を改善するには酸素の運び役であるヘモグロビンの「質」と「量」を改善する。

 

その、ヘモグロビンの材料は主に以下の二つです。

 

●タンパク質
●鉄分

 

この二つは、カート=ヘモグロビンの材料ですので、材料が不足するとカートはガタガタになりますしカートの数自体が不足することになります。

 

順番に説明していきますね。

 

まずはタンパク質です。

 

意外かもしれませんが(特に女性は)タンパク質不足の方が多いです。

 

なぜ?タンパク質不足になりがちかと言うと、それはタンパク質が”摂り貯め”できない栄養素だからです。タンパク質は朝昼晩の3食にわけて、少量づつでも食べていくことが大切です。

 

厚生労働省が推奨する一日のタンパク質の摂取量は、40代〜50代の男女で50~60gです。

 

これがどれくらいの量か?っていうと例えば、

 

・納豆1パック…タンパク質12.4g
・紅鮭1切れ…タンパク質15.8g
・お豆腐1人前…タンパク質9.9g
・鳥もも肉1枚…タンパク質17.3g

 

これだけ食べて、合計が55.4gです。

 

ちょっとイメージできませんよね?じゃあこれを朝昼晩の3食に振り分けてみましょう。

 

下図のようになります。

たんぱく質

けっこう大変ですよね(笑)

 

だからこそやっぱりタンパク質不足になる方は多いんですよね。
(医学的には”低タンパク症”という名称すらあります)

 

タンパク質は意識さえすれば、外食やコンビニのお弁当なんかでも摂りやすいやすいと思っています。魚介類、肉類、卵類、大豆製品などが多く含まれる商品を選ぶようにすると良いかと思います。

 

また…ちょっとだけ脱線すると(笑)

 

タンパク質は実は分子がとても大きいんです。大きいので!タンパク質の状態のままではカラダに吸収されないんですよね。

 

(コラーゲンも同じです…そのままの大きさではカラダに吸収されません。だから巷に多くあるコラーゲン製品は要注意です汗)

 

しっかりとタンパク質をカラダが吸収するためには、タンパク質をカラダが吸収できる大きさである”アミノ酸”まで分解してあげなきゃいけません。

 

で、タンパク質をアミノ酸の状態まで分解してくれる役割をするのが「酵素(こうそ)」です。

 

酵素も「健康は楽しい♪」といえるカラダ作りには大切なので!またしっかりとお伝えしますね♪

タンパク質をアミノ酸の状態まで分解する役割が「酵素(こうそ)」

鉄分によってカラダへの吸収率が違う

さて!次に鉄分です。

 

「あ〜貧血には鉄分でしょ?」

 

って(笑)なんとな〜く理解している方は、サンナナサロンのお客さまでも多いように思います。

 

で、そんなお客さまに「鉄分を食べてますか?」と質問すると

 

「ほうれん草、小松菜、納豆、ひじき、プルーンなどなど、食べているよ~」

 

って答えが返ってくることが多いです。

 

これが…

 

半分は正解で…半分は間違っているんですよね。

ほうれん草 鉄分の含まれる食材といえば

実は、鉄分には2種類あります。

 

●ヘム鉄
●非ヘム鉄

 

です。

 

ヘモグロビンの「質」と「量」を改善するために積極的に食べていただきたいのが、ヘム鉄です。

 

ヘモグロビン(hemoglobin)の”ヘモ”はヘム鉄(heme iron)の”ヘム”と同じ語源です。だからヘモグロビンを作るにはヘム鉄が必要なんですよね。

 

(ちなみに…”グロビン”はタンパク質という意味です…ヘム鉄+たんぱく質でヘモグロビンですね)

 

ここで、ヘム鉄と非ヘム鉄が多く含まれている食材をまとめてみようと思います。

 

【ヘム鉄が多く含まれる食材】
豚レバー、鶏レバー、牛レバー、カツオ、イワシ、マグロ、牡蠣、etc…

 

【非ヘム鉄が多く含まれる食材】
ほうれん草、小松菜、枝豆、ひじき、プルーン、etc…

 

ヘム鉄は「the 動物性」ですね。食材を切ったときに血汁が出るような、食べた時に血臭さを少し感じる食材をイメージしてもらえたら良いかと思います。

 

対して、非ヘム鉄は「the 植物性」です。こっちの方が一般的に鉄分が多い食材と思われているのではないでしょうか。

ヘム鉄が多く含まれるのは動物性の食材

ヘム鉄とそうでない鉄分の大きな違いとは?

ヘム鉄と非ヘム鉄は何が違うの?

 

答えはシンプルです。カラダへの吸収率が大きく異なります。

 

まず前提条件として厚生労働省が「一日のヘム鉄の摂取目標」を定めてくれています。女性はヘム鉄10mg/日、男性はヘム鉄5〜9mg/日ですね。

 

(女性の方が必要量が多いのはやはり月経による出血があるからです)

ヘム鉄と非ヘム鉄のちがい

上の画像を見ていただいたら分かりやすいと思います。

 

豚レバ-100gを食べても、カラダに吸収されるヘム鉄の量はたったの2.6mgです。厚生労働省が推奨する「一日に10mg」を食べようと思うと…レバ刺しを4皿!食べないといけません。

 

吸収率が高いヘム鉄でも一日に10mg摂取するのは、、、

 

相当意識しておかないと至難の技です。

 

一方で、非ヘム鉄でヘム鉄を摂取しようとしたとします。上図のほうれん草を一人で全部食べたとしても吸収されるのはたったの!0.1mgです。

 

大皿いっぱいの!ほうれん草を100皿分!食べないと…一日に必要なヘム鉄10mgを摂取できないことになります。

 

まあ、、、

 

これだけたくさんの鉄分を食べていたら「あの方…かなりの鉄分好きね❤︎」ってご近所さんで噂になるかもですね(笑)

 

食が細い方や生レバーが苦手な方は、製造方法や内容物などがしっかりした信頼できるヘム鉄のサプリメントで補ってあげるのも一つの方法です。

ヘム鉄のサプリメント

まとめ

貧血は「全身の細胞の酸欠」です。だから様々な体調不良を引き起こします。

 

偏頭痛。肩こり。疲労感。イライラ。疲れやすい。などなど。全身の細胞が酸欠状態だとすると納得です。

 

貧血の原因は、酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの「質」と「量」の不足です。

 

貧血を改善するためには、ヘモグロビンの材料になる「タンパク質」と「ヘム鉄」を摂取することです。タンパク質もヘム鉄も普段の食事では不足しがちな栄養素であると言えます。

 

カラダの中の血は3〜4ヶ月で作り替えられています(造血作用)。

 

しっかり体質改善に取り組めばちゃんと体感に出てくるものだな、ってサンナナサロンの
お客様を見ていていつも思います♪

 

 

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